村を威圧するかのように聳え立つテート・ド・ラメ |
8/16(水)☂☁☀
6:30起床、昨夜の雨は上がり、ときおり青空も顔を出している。朝食を取った後、チェックアウトし8:10のバスに乗る。ブール・ゾアソンでマイクロバスに乗り換える。同乗者は女性1名のみ、途中の村で女性は下車、乗っているのは僕1人となった。両側は大岩壁、凄い迫力の岩山が迫る。右側は深く切れ落ちた断崖、しかもガードレールがなくスリルに富む。セイント・クリストファー村近くで落石があり、レッカー車が岩を片付けている。すれ違いできない程狭い村内を抜け、さらに深い谷間を進んでいく。明るく開けた場所になったと思ったら、ラ・ベラルド村に到着。今回で3回目の訪問、外は小雨模様で、肌寒い(気温17℃)。
ホテルに入ると女性が迎えてくれ、直ぐに部屋に案内してくれた。8畳程の狭い部屋に、シングルベッドと小さなクローゼット、椅子と机、トイレ・シャワーは外である。窓からの眺めは良く、村のメイン通りが見渡せ、正面には岩山が見える。1998年にも泊まったホテルだが、変わっていない。洗濯をしながら天気の回復を待っていると、11時過ぎ青空が広がってきた。
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青矢印のコースを歩く ラ・ベラルド(11:30)→見晴らし(12:55 13:50)→ラ・ベラルド(14:35 14:50)→ピエール谷分岐(15:25)→ラ・ベラルド(16:30) |
ラ・ベラルド村全景~グランド・エギュイエ登山道から |
どこ行こうか迷った挙げ句、正面に聳えるグランド・エギュイエ(Grande Aiguille)の方へ行ってみる事に。橋を渡った先に登山道がある。始めはゆるやかトラバース道だが、途中からきつい登りになる。息せき切って登る事1時間、エタンソン谷方面の山々がみえてきた。山では雪になり、新雪で白く輝いている。頂上の雲が中々切れないのが残念である。眼下には蛇行するヴェネオン川と村が一望できる。良くこんな山奥に人家ができたもんだと感心する。夏は大勢のトレッカーで賑わうが、雪で閉ざされた冬場は人も絶える。スキー場もないし、どうやって生活していくのか不思議である。さらに30分程登った所でランチとする。最終地点までは未だ1時間30分もある、村を囲む山々の眺望も楽しめたので、ここで引き返す事にする。村まで下った後、エタンソン谷の方へ足を伸ばす。教会横の道を登って行く。左手の谷川が雪解けで水量が増し、「ゴォー」という恐ろしい音が響き渡る。40分程でピエール谷との分岐に出る、谷奥には凄く格好良い山が見える、パール・エクランかと思うのだが、定かでない。橋を渡り、蜂の巣のようなテート・ド・ラメの壁を横切り、村に戻る。
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