2023年11月13日月曜日

タンペレ日帰り旅行

市役所前の中央広場
4/30(金)

6:30起床。外はどんよりとした曇り空、憂鬱な気分になる。9:00にホテルを出て駅に向かう。タンペレ行きの往復チケットを購入する。行きは時間、座席が指定となる便、帰りはオープンチケットと説明を受ける。28.6(日本円で4,000円)とかなり高い、やはりフィンランドは物価が高い。タンペレに近づくにつれ青空が広がりうれしくなる。9:52、タンペレ駅に到着。北のナシャヴィル湖と南のビハヤルヴィ湖の間の半島に市街が広がり、中央にはタメルコスキ川流れる独特の景観を持つ街である。駅から少し歩いた所にあったCafeに入り、サンドイッチ、コーヒーで朝食を食べる。タメルコスキ川に架かる橋を渡ると、市役所前の中央広場に出る。屋台が出ており大勢の人々で賑わっていた。ウィンナを焼く香ばしい匂いが食欲を誘う、飴を売る店が多い。こういうマーケットを歩き回るの楽しい。広場を抜け、直進しいくとレンガ色をしたアレキサンダー寺院に着く。

サルカンニエミ公園のナシンネウラ展望塔(高さ168m)
レンガ色と緑のコントラストが美しいアレキサンダー寺院

タメルコスキ川沿いには、たくさんの船が停泊している



右手の展望台が見える方へ歩いていく。湖畔に広がる公園をあてどもなくぶぶらぶら歩く。湖から吹いてくる風が心地良い、あちこちでwalkingを楽しむ人を見かける。自然豊かな地に住むフィンランド人は健康に余念がなさそう。しばし湖を見ながらひと休み。湖畔沿いを歩きシルバーライン発着場まで歩いていく。ここからハメールリンナまでフェリーが出ている。これに乗って帰る手もあったが料金を見るとかなり高い。次第に雲が広がり、あっと言う間に青空が消えてしまった。春先の天気は不安定である。15:07のヘルシンキ行き電車でハメールリンナ15:50着着。昨日と反対側の湖畔沿いを歩き、16:40ホテルに戻る。夕食は中華レストランで、春巻き、海老チャーハン、ジャスミンティを頼む。高い割には大したことなく期待外れの味でがっかりだ。夜、ホテル下のメイン通りに若者が集まりうるさかった。

2023年10月15日日曜日

バルト海を渡りヘルシンキへ

4/29(金)
フェリーからのタリンの眺め
6:20起床。7時に朝食。生の魚があったので試しに食べてみた。まあまあの味、こちらの人は生魚を食べる習慣があるのか。7:20 Checkoutし、港へ向かう。チケット(480EEK=4,258円)を買い、残ったEEKをユーロに換え金。フェリーはビジネスとJETクラスがあり、ビジネスは倍近い値段だ。出国ゲートでパスポートを提示し乗り込む。定刻8:00に出航、デッキからタリン港と街並が一望できる。バルト海は雲で覆われていたが、ヘルシンキに近づくにつれ雲が切れ青空が広がってきた。ヘルシンキの港には9:40着、入国審査を終えヘルシンキの地に降り立つ。港湾沿いの道を進み、ⓘで市内マップをゲット。街はとても綺麗で大いに気に入った。ヘルシンキ観光は最終日にし、ヘルシンキ中央駅に向かう、約20分で到着。インターナショナル・カウンタでレイル・パスのスタンプを押してもらい、11:04発のタンペレ行き電車でハメールリンナに向かう。
ヘルシンキ駅内

湖畔に建つハメ城 赤煉瓦のお城、シンプルな作りながら綺麗です

12:11到着、ハメールリンナに来た目的は3大古城のハメ城とアウランカ自然公園のハイキング、特にアウランカを歩き回り自然豊かなフィンランドを体感したい。駅を背にして歩いて行くとヴァナヤベシ湖に出る。さらに進むと、右手にハメ城が見えてきた。湖畔にひっそりと建っている感じである。橋を渡り、道路を横切るとメインストリートに出た。田舎の街という雰囲気であまり華やかさはない感じである。ⓘでホテルを紹介してもらう。少々高目だが落ち着いた雰囲気のある部屋で、ここに決める。落ち着いた所でハメ城へ向かう。湖畔沿いを約20分で到着。重厚なドアを開け中に入ると売店があり、ここでチケットを購入。内部は博物館、出土された中世の道具が展示されている。迷路のような空間で他の部屋には暗いトンネルを抜けていく。グルッと一回りし城を出る。隣の軍事ミュージアムを抜け、湖畔沿いをアウランカ・ホテルまで歩いて行く。空は完全に雲に覆われ風も吹いてきて少し寒くなってきた。ここで引き返しホテルに戻る事にした。
洞窟内の部屋 食堂?
出土された中世の道具が展示されている

ACミラン vs PSVを視ながらチキンハンバーガーを食す。眠くなってきたので就寝。
⭐️⭐️⭐️
Hotel Emilia 57€(¥7,980円)朝食なし。

2023年10月9日月曜日

旧市街を歩き回る~タリン

4/28(木)       

7:00起床、疲れていたせいか昨夜はぐっすり眠れた。シャワーを浴びた後、朝食へ。ビツフェ形式でテーブルに並んだ食材を自由に選ぶ。トーストパン、ソーセージ、サラダを皿に取り、コーヒー、ジュースを持って席につく。どれも旨い。たっぷりの朝食を取り、一旦部屋に戻る。9:00頃、街の散策に出かける。旧市街は2.5kmの城壁で囲まれ、こじんまりとした街である。赤いとんがり帽子の塔がいくつもあり、展望台から見下ろすとおとぎの国に迷い込んだようだ。

いつも賑やかなラエコヤ広場 ちょうど記念撮影中

ゴシック様式の旧市庁舎 塔の上にも登れる

アレクサンドル・ネフスキー聖堂

トーンペアの丘を歩いていると、ロシア正教会が目の前に聳え立つ。いかにもロシアっぽい教会で、タリンの街並から浮いている感がある。外観は立派だが、ロシアが睨みを利かせているようで異質である。ロシアの圧政に耐えてきた市民等から移転、撤去の話がなかったのかなあ...。城壁に沿って歩き、塔の広場、太っちょマルガリータを回り港まで足を伸ばす。港には大きなフェリーが停泊中、この船でフィンランドと行き来しているのだろう。タリン湾でしばらく時間を潰し、カバブとコーラを買ってホテルに戻る。ホテルの裏手が港、何と近い事か。昼食、昼寝をした後、15時頃再び出かけ旧市街をぶらぶら歩き回る。

1529年に建てられた砲塔(ふとっちょマルガレータ)

1529年に建てられた砲塔(ふとっちょマルガレータ)

旧市街を取り囲む城壁

ホテル・ヴィラに併設されたショッピングモールがあったので入ってみる。地下の食料品コーナー(デパ地下?)の惣菜コーナーで夕食用にとピラフ(1/2)、ピザを買う。周辺をぶらぶらした後、ホテルに戻る。当初の計画ではタリン以外の地も回る予定だったが、1日早くフィンランドへ行く事にした。(今でこそIT立国で名を馳せているが、当時の)タリンは未だ東欧色が残っている。観光客が集まる旧市街を一歩抜けると古びたトラムや建物、服装を見ると強く感じる。ホテルの窓下には怪しげなお店、昨日の売春婦に出会ったのもそういう場所なのかもしれない。たむろする怪しげな男達、アルコールが入りうるさかった。22:30就寝。

2023年10月5日木曜日

ヘルシンキ経由でタリンへ

ライトアップされた旧市庁舎

4/27(水) 成田空港を定刻10:55に離陸。席は窓側の21J、前席はなく足を伸ばせゆったりできる。日本海からシベリア大陸に入ると、そこは一面の氷の世界、ここは未だ春は遠い。ヘルシンキまでの空路は欧羅巴での最短コース、約9時間でヘルシンキの上空に到達し14:20着地。空港内でエストニア通貨(クローンEEK)に換金する。タリン行きの飛行機は100人乗りの中型のプロペラ機で、バルト海を越えてタリン空港には16:55到着。イミグレーションは女性兵士がやっていた、旧東側の臭いが残っていると感じる。パスポートを提示するだけで、あっけないくらいの審査でタリンの地に立つ。空港前に停車中のバスに乗車して旧市街入り口近くのヴィルホテルで下車。予約したホテルは、この近くのはずだが中々見つけられない。タクシーの運ちゃん、通りがかりの人に聞いたりし何とか辿り着く。部屋は4Fの404号室、ダブルベッドで広々とした良さそうな部屋である。旧市街へ出かける。2つの塔からなるヴィラ門を抜け花屋、店が並ぶヴィラ通りを進んで行くと旧市街の中心ラエコヤ広場に出る。旧市庁舎と中世の建物に囲まれ、しばし圧倒される。魔女の宅急便の舞台との一説もあるようだ。路地裏をぶらぶら散策した後、一旦ホテルに戻る。シャワーを浴び、旧市街のレストランで夕食に取りに出かける。 
ホテルの脇道で娼婦に誘われる 😵
チーズクリームスープとビール ビーフチョップ(ジャガイモ、サラダ添え)
285EEK(¥2,528円)



どのレストランも中世の趣があり、どこにしようか大いに迷う。中はシャンデリアとローソクで薄暗い、雰囲気の良さそうだが大勢の人達で賑わっており、入るのに少し躊躇してしまう。意を決して入る、民族衣装を着た女性に席に案内される。メニューの中からビール、スープ、肉料理を頼む。ビールは少々甘い、シュリンプ入りのチーズクリームスープは濃厚、シュリンプが良いアクセント。ビーフチョップは小さなボウルの中にさいころ状のビーフがごろごろ詰まっている。甘みとピリリとスパイシーで旨い。お腹一杯で満足、支払いを済ませ外に出る。21時過ぎていたが、外は未だ明るい。暗くなるまで待って、ライトアップした旧市庁舎をみてからホテルに戻る。ホテルへの脇道で娼婦と思われる女性に声をかけられる。初めての出会いびっくりです。丁重にお断りしてホテルに急いで戻る。ちょっとどぎまぎしてしまった。

2023年10月3日火曜日

フィンランド古城とエストニアの旅~プロローグ

フィンランドまで直行便で*9時間、欧羅巴への最短コースである。前から北欧フィンランドは行きたい国でもあり、バルト3国の最北のエストニアと組み合わせた旅を計画。森と湖のフィンランドでは古城と広大な公園を散策、エストニアでは世界遺産タリンの歴史的地区を回る。早春の北欧、どんな旅になるか楽しみだ。フィンランド航空で一路ヘルシンキへ、国内線に乗り換えエストニアのタリンに向かった...。

【コースマップ】

タリン港を出発、ヘルシンキを目指す


【コース日程】2005.4.27-5.7

4/27(火):成田(10:55)→ヘルシンキ(14:20 16:30)→タリン(17:00)             

4/28(水):タリン       

4/29(木):タリン(8:00)→ヘルシンキ(9:40 11:04)~ハメールリンナ(12:11)

4/30(金) :ハメールリンナ⇄タンベリ

5/01(土):ハメールリンナ⇄ツゥールク  

5/02(日):ハメールリンナ

5/03(月):ハメールリンナ(8:50)→クォボラ(10:45 11:35)~バリラッカラ(13:35 13:40) →サヴォンリンナ(15:10)             

5/04(火):サヴォンリンナ

5/05(水):サヴォンリンナ   

5/06(木):サヴォンリンナ(11:35)→バリラッカラ(12:15)→ヘルシンキ(14:26)

5/07(金):ヘルシンキ(17:20)→成田(08:55+1)


【通貨】

EEK=8.87円 (クローン)

€=140円

【航空会社】フィンランド航空

【旅行会社】etour (freeで申し込み)

【鉄道】フィンランド・レイルパス(1等、3日間)

【ホテル】飛び込み、HPから予約

【旅行保険】 11日間

【旅の目的】

 1)古城とスオミの空間を体感

 2)世界遺産タリン

【旅の情報】

 1)地球の歩き方 フィンランド、バルト3国


注)2023現在、ウクライナvsロシア戦争により、ロシア上空は飛行禁止。最短経路が封鎖され、さらにコロナ、円安も追いうちで欧羅巴は遠くなってしまった。

2023年9月25日月曜日

帰国の途へ

9/14(水) 4:45起床、シャワー浴び昨日もらった朝食を食べる。6:20きっかりにタクシーがやってきた。キーを部屋に置き、タクシーに乗り込む。感じの良い運転手だが、かなりのスピードでぶっ飛ばして行く。7:45、国内線ターミナルT2に到着。ワルシャワ行きの飛行機はプロペラ機、乗客の殆どはビジネスマンのようだ。1時間強でワルシャワ着。ワルシャワ15:20の飛行機で一路日本へ...。


旅を終えて)

今回も良い旅ができた。ポーランドは2回目、スロヴァキア、チェコは3回目、やっぱり海外はヨーロッパに限る。見所がたくさんあり、飽きさせない。タトリ山地はスロヴァキア側の方が男性的で格好良い。ザコパネはちょっと都会的な感じで、日本で言うなら軽井沢っていった所か。お店もたくさんあり、大勢の避暑客で大賑わいである。やはり山中にあるスタリー・スモコヴィッチの方が好みである。プラハの宿は大失敗であった。booking.comで予約した際には、写真の感じも良く結構期待していたのに、もう最悪のホテルであった。ホテルは市街地を避け、郊外の静かな所を選ぶべきだ。

次はどこへ行こうかと、早くも次の旅行プランを練る...。

2023年9月20日水曜日

喧噪な旧市街を逃れ高台の静かな地区へ移動~プラハ

9/12(月) 6:15起床、昨夜はあまり眠れず。今日の予定は、荷物をフロントに預け郊外のコノピシュテェ城を見学後、荷物を引き出し新しく予約したホテルに移動する。7:34発の電車に間に合うよう、荷物を預け7時には出るつもりだったが、先に宿泊代の精算をして欲しいと言われ、少々手間取ってしまった。

コノピシュテェ城 4景

郊外に佇むコノピシュテェ城へ

結局間に合わず、1時間後の8:34の電車でベネシェフに向かう。駅前は何もなく閑散とした寂しい所だ。駅を出て左、高架橋を渡り道なりに歩いて行く。30分程歩くと、前方に駐車場、売店、カフェのある広場が見えてくる。左手の森の中を登っていきお城に到着。森の中にひっそりと佇んでいる、華やかさはなく少々地味な感じだ。最後の城主は、第一次世界大戦のきっかけとなったサラエボで暗殺されたオーストリアのフランツ皇太子とのこと。観光客も殆どいないので、プラハのあの喧噪から避難するには良い所かもしれない。周辺の森は公園で湖と遊歩道が整備され、ぶらり散歩し、駅に戻る。ホテルに戻り、荷物を引き出し予約したホテルに向かう。

プラハ城をバックに、重いザックを背負って坂道を登って行く 

Monastery Hotel(修道院ホテル) 119CZK

高台のMonastery Hotelへ

地図によると目指すホテルはストラホフ修道院の近くにある。旧市街の通りを抜けカペル橋を渡る。今日も人で一杯である。プラハ城を背にして高台の地区へ上って行く。炎天下の中、重いザックを背負っての急坂はこたえる。確かこの辺りのはずだが、看板もなく入り口がわからない。近くのお店に入り場所を聞く、ストラホフ修道院の中にあるようだ。修道院の門を潜り、中に入ると直ぐ左手にあった。ドアホンのブザーを押し用件を伝えると、カチッと音がしてドアが開く。写真が飾られた通路の奥がレセプションで、受付の女性にチェックインを済ます。「明日、帰国で朝早く立つので朝食は必要ないです」「飛行場までどうやって行くんですか」「バスです」「バスよりタクシーの方が良いですよ」と言われ、薦められた通りにタクシーの予約をする。1Fの広い部屋でとても居心地の良い部屋だ。窓が高く外の景色を見れないのが唯一のマイナス点だが、昨日のホテルとは雲泥の差である。久しぶりに湯船に浸かって、疲れを癒す。ソファに寛いでいると、ドアが開き明日の朝食を持って来てくれた。

ロレッタ教会 あいにく工事中

裏のガーデンから、ロレット教会周辺を回り、ベトシーン公園をぶらぶら散策して時間を過ごす。旧市街の喧噪さが嘘のくらいの静けさで、実に心地良い。修道院前の通りのお店で、土産を買う。スーパーで飲み物等を買ってホテルに戻る。夕食はサンドイッチで軽く済ます。アーセナル vs PSG (CL)戦を見ていたら、いつの間にか眠ってしまっていた。明日は早いのでと21:30就寝。



2023年9月18日月曜日

狭い、暑い、煩い三重苦のホテル~プラハ

毎正時に仕掛けが回り出す天文時計
9/12(月) 6:05起床、外は霧が立ちこめ幻想的な風景だ。8時の朝食を済ませた後、チェックアウト。バス乗り場までペンションの息子さんが送ってくれた。チェスキー・ブディェヨヴィツェまでバス、そこから電車で行く予定だったが、プラハ直行便のバスがあったので変更する。バスは予約制だが、オープンチケットをその場で買うことができる。プラハまでの運賃は200czk、乗車口でチケットを購入すると座席シートNo.を渡される。乗車客の殆どが韓国人、ここでも韓国のチェコ人気が伺える。座席シートには液晶パネルが設置され、ニュース、映画、音楽を自由に楽しめる、さらにフリーWiFiも使える。プラハまでの3時間、殆ど映画を視て過ごす。11:50、プラハに到着するが見慣れた中央駅の雰囲気と違い、どこに着いたのかさっぱりわからない。ふと見ると地下道があり、そこを降りると地下鉄であった。チケットカウンタで、「窓口の女性に中央駅へ行きたいのですが」と伝えると、親切にも紙に書いて教えてくれた(後で知った事だが、クロムロフからのバスはNa Knizec(ナ・クニゼッチ)停留所に停まり、隣接したAndel駅(アンジェル)から地下鉄で中央駅に出る)。事前調査もなく、プラハ直行便に乗車したのが失敗だった。地下鉄B線→A線→C線と乗り換え、プラハ中央駅に出てようやく一息つく事ができた。一時はどうなることやらと焦ってしまった。プラハは今回で3回目、駅構内も変わってなく戻って来たなあと感慨深い。まずは予約したホテルに向かう。

たくさんのお店が軒を連ねる「野菜と土産物市場」

旧市街の「野菜と土産物市場」近くにあるホテルで、直ぐに見つかった。チェックインを済ませ部屋へ入ると、写真とまるで違う。狭い部屋で窓の外からの景色も何もない。さらに室外空調機の音がうるさく最悪である。部屋の変更ができるか聞いてみるが、明後日まで満室とのこと。ここで2泊?我慢できるかな、とても安眠できる環境ではない。

薄暮の旧市街広場 夕日に照らされ輝くディーン教会が美しい

あまり旨くない!! Goulash in bread

堂々とした佇まいの聖ヴィート大聖堂

気を取り直し、旧市街広場に向かう。通りのどこもかも人、人の渦でごった返しの状態。人気の観光地で仕方ないとは思うのだが、少々うんざりする。カペル橋も人だらけ、あまりの混雑に嫌気がさし人通りが少ない道を辿り、カペル城へ向かう。坂道を登り、裏門から城へ入る。聖ヴィート大聖堂が大迫力で迫ってくる、後ろに下がって写真を撮ろうにも全体が入らない。教会広場にペンチに座って一休み、眼下に広がるプラハの街並が素晴らしい。ランチを食べようかと、通り沿いのレストランを見て回る。料理の写真が張られた店の前でメニューを見ていると、店員さんが声をかけてきた。雰囲気も良さそうなので入ることに。写真に乗っていたビーフシチューのパン包み「Gaulash in bread」とビールを注文する。パンが好みでなく、ビーフも大した事なくがっかりであった。市場で苺を買ってホテルに戻る。やっぱり煩く、おまけに扇風機も回らずもう最悪。我慢できそうもない。明日は他のホテルに移ろう、静かな所が良い。booking.comで探すと、ちょっと高いが高台地域に良さそうなホテルを見つけたので予約する。キャンセル料を取られるが致し方ない。夜、やっぱり眠らず悶々とする。音楽を聴いたり気をまぎらせながら、ウトウト...。

プラハ城から旧市街を眺望する 右中央にカペル橋が見える


宿泊したホテル

Golden Age (63czk) X

うるさい、狭い、暑いと最悪(写真と全然違う)2泊の予定だったが、がまんできず翌日をキャンセルし他のホテルに移動

2023年8月18日金曜日

街の中は観光客だらけ~チェスキー・クロムロフ

9/11(日)
朝焼けのチェスキークルムロフ城


6:45
起床、静かな夜でぐっすり眠る事ができた。
チェスキー・クロムロフ滞在2日目、今日も快晴。昨夜はライトアップされた城、早朝は朝焼けの城、テラスからの景色は最高である。高台のペンションを選んで大正解だ。シンプルな朝食を食べた後、街に繰り出す。まずは一番の見所であるチェスキー・クロムロフ城へ、赤い門を潜り中庭に入る。レンガが積層された壁には一見彫刻のような「だまし絵」が描かれている。街のあちこちでも見る事ができるが、遠くからだと本物の彫像のようでだまされてしまう。 50czk払って、城の塔に登る。狭い階段を登った先の展望台からの眺めは言葉が失う程の美しさだ。蛇行するヴルダヴァ川を中心に箱庭のような赤い屋根の家々、まるで童話の世界に入り込んだような錯覚に陥る。この塔は絶対外せない絶景ポイントです。この塔のある建物が最古で、時代ごとに新しい建物が増築され現在のような形になったという。塔を下り、プロムナードのような通路を歩いていく。お土産もあり、中を覗くと中世の品や、お城の詳しい絵マップをあり興味をそそられる。谷にかかる橋を渡った先にある庭園を歩き回る。森と池とガーデン、池には鯉が泳ぎ回り、森では2匹のリスが走り回る姿が可愛い。街の北側のブディェヨヴィツェ門へぶらぶら歩いて行く。こっちまで来ると、人は殆どいなく静けさが戻る。この先の鉄道駅まで行ってみようと考えたが、1.5kmもあるので止めにする。旧市街に戻ると、狭い通りは大勢の観光客でごった返し。どこから湧き出たのかと勘ぐる程の喧噪さ。街の中心の広場は中州のような場所にあり、橋で繫がっている。その橋の上を中世の鎧を纏った人達が行進、観光用のパフォーマンスかと思う。昨日のバスは韓国人だらけ、今日も中国人等のアジア系の観光客が目立つ。スマホで自撮りしたり、ワイワイガヤガヤととにかくうるさい。17年前に始めた訪れたときと較べ、すっかり観光地化されてしまった感がある。これも時代の流れで致し方ないのだろう。


だまし絵


街の中心通りを歩きながらウィンドウショッピングするのも楽しいが、どちらかというと路地裏散策の方がもっと楽しい。「こんな所にも路地が」と思わず入ると、自分の居場所がわからなくなる。といっても小さな街で適当に歩いても迷う事はない。橋の上で男女がイチャツイている、こんな所でアホか、と思わず口に出してしまう。CO-OPに入り、サンドイッチや飲み物を買って一旦ペンションに戻る。テラスで景色を楽しみながらランチタイム。





キャッシュを下しに銀行へ、カードで簡単にお金を下ろせ便利です。ペンションに戻り、テラスで景色を見ながら紅茶と菓子で一服。心地良い時間です。さて、荷造りをしてしまおう。明日は旅の最終地プラハへ移動です、22時就寝。



 

2023年8月9日水曜日

テルチ~チェスキー・クルムロフへ

 

バスを降りると素晴らしい景色が目の前に

9/10(土) 目が覚めると6:45、寝坊してしまった。8:18発のバスに間に合わよう急いで荷造りする。キーは入り口のテーブルの上に置いておく。 バス停についたが、誰もいない。本当に時間合ってるの?と一抹の不安が過る。15分待ったが来る気配はない。昨日、バス停で確認した時間は当てにならない(というより、曜日によって運行本数、時刻が変わるようだ。これを失念した小生の失敗)。駅に行くと、バスの時間がちゃんと表示されていた。ブジェヨヴィツェ行きは10:48、念のため、カウンタでも確かめる。とても綺麗な女性が親切に調べプリントアウトもしてくれた。彼女、今回の旅で出会った中で一番の美人だった。写真に残したかったなあ...。未だ2時間以上もある、どうやって時間を潰そうか。とにかく重い荷物を何とかしようと駄目元でペンンションに戻る。幸運にもドアは開いたままで、しかもルームキーもあり部屋へ入る事ができた。これで重い荷物を背負いながら歩き回る必要がなくなった。

広場をスタート、一斉に郊外へ向けてペダルを漕ぐ
ペンションの真下を通リ抜ける

広場で朝市が立ち、カラフルなテントの下で手作り籠やバック等々を売っている。さらに、サイクリング大会でもあるのか大勢のサイクリストが集まっている。公園をぶらり歩き、ペンションへ戻る。外が騒がしいので、窓から外を見るとサイクリスト達が通りを走り抜けて行く。ヨーロッパでは、どこでもサイクリングしている風景に出会う。平坦な土地が多く、サイクリングには適した土地柄も関係あるのかなと思ってしまう。老何男女、元気よく出発していく、がんばって!!

Penzion Panorama 46czkx2 (with朝食)☆☆☆☆☆

展望すこぶる良し 花で彩られた心地よいペンション

風情ある石畳の通り

5分遅れでやってきたバスに乗り、チェスキー・ブジェヨヴィツェには2時間程で到着。駅前は以前とは様変わり、駅の隣には大きなショッピングモールが建っている。バスはこのビルの3階に上がって行く、そこが新しいバス・ターミナルであった。以前は小さなバス停だったのに、時代の移り変わりを感じる。考えて見ると、初めて来たのは17年前、変わるのは当たり前だろう。下の階にはたくさんのショップ、カフェ、スーパーマーケットがあり、かなり魅力的だ。ここでしばらくぶらつこうと思ったが、やっぱり早目にクルムロフに行こう。クルムロフ行きのバスは、派手な黄色なバスでツアーバスかと見間違う。プラハ発の便で車内は韓国人の団体さんでほぼ満席状態(後で知った事だが、チェコは韓国人に大人気だそうだ)。40分程でクルムロフのバスターミナルに到着。谷の向こうに、蛇行するヴルダヴァ川と旧市街の絶景が眼前に広がる。懐かしい風景で以前と変わぬ美しさ、「再び戻って来たんだ」と感慨深い。旧市街へ入ると観光客だらけ、アジア系が特に目立つ。スヴァルノスティ広場の市庁舎で市街マップと予約したペンションへの行き方を教えてもらう。以前来た時は、ここでホテルを紹介してもらい、確か南側の路地にあるホテルを紹介してもらった。ところがカメラを置き忘れ大慌てで戻った苦い想い出がある。こういう苦い経験はいつまでも記憶に残るもんです。重い荷物を背負って、高台にあるペンションを目指す。住宅街の一角に建ち、花が咲き誇るガーデンと入り口にも花が飾られ、明るい雰囲気のペンションです。ブザーを鳴らすと、マダムがドアを開け中に迎えてくれた。テラス付きで広々とした清潔な部屋でとても気に入った。ペンション・パノラマは名前の通り眺めは最高だが、強烈な日指しの中の急坂はかなり疲れた。洗濯をし、テラスに干す。坂道を下り、旧市街をぶらり散策する。ちょうど週末にぶつかったせいもあるかもしれないが、人が多過ぎでうんざりする。日本人もちらほら見るが全般的に少ない、バブルが弾けた影響かと思ってしまう。お腹が減ったのでレストランに入り、ビールとビーフカツレツを食す。
ビーフカツレツに舌鼓み

ペンションに戻りシャワーを浴び、テラスに出てライトアップした城の夜景を眺める。街の街灯とライトアップしたお城の夜景をいつまでも見ていた。
22:45就寝。


テラスからの夜景