2013年7月21日日曜日

バスがない!! エルマウ①

2010.8.8(日) ドイツからオーストリアの山麓の村エルマウへ
 5:40起床、カーテンを開け外を見ると快晴だ。
ツークシュピッツの朝焼け
6:00過ぎになると、山に朝日が差し込み、ツークシュピッツ連山が紅く輝いてきた。思わず息を飲むような絶景に、しばし時を忘れる。この天気が昨日だったら、あの頂上まで行っていたのにと、愚痴が出る。
6:55朝食へ、今日は誰も居なく、静かに食事が出来そうだ。ちょっと早すぎたのか、ベーコン等の暖かい料理は出てなかったが、少し待つと用意された。
8:00発のインスブルック行きの電車は、バスに変更されていた。駅前に停車中のポストバスの行き先表示に、「インスブルック」と明記されていたが、念のため運転手に確認して乗り込む。外気温は12-15℃と、肌寒い。乗客の皆さんは、プルゾン、ジャケットを着用しており、半袖、半ズボン姿は、僕だけであった。バスは8:12に出発、山間の素朴な村々を通って行く。思わず寄り道をしたくなるような街や村があり、電車と違った思いがけない発見がたくさんあり、結構楽しい。
インスブルック駅地下にあるスーパーマーケット

インスブルックには、9:50到着。駅はガラス張りの近代的な建物に変わっており、かなりびっくり。山間の街に似合わないなあ、何故か京都駅を想い出してしまった。
駅地下の北端にスーパーマーケットがあったので、店内をうろうろ見て回った。入り口のデリカショップ、パンコーナーには、旨そうな食材がすらり。便利になった。


インスブルックからエルマウへ
ヴェルグル駅
10:38のローカル電車に乗り、エルマウ行きポストバスが出るヴェルグルへ向かう。カラフルな電車で、窓が大きく車窓からの眺めは実に良い。約1時間程でヴェルグルに到着。駅前のロータリーにバス停でエルマウ行きの時刻表を確認するが、
何と、日曜日はバスがエルマウまで運行していない!!
呆然自失、かなり困った事になった。
確認のため停車中のバスの運転手に聞いてみると、休日のバスはないと、笑って言われてしまった。どうしよう、今日はここに宿泊するか、タクシーで行くか。大いに悩んだ末、(距離が短い)キッツビューエルまで電車で行き、そこからタクシーに乗る事にした。電車は13:38発、未だ1時間30分もある。ヴェルグルの街を散策するが、あまり見る所はない。5分程遅れて入って来た電車に乗車。華やかなキルヒベルク・イン・チロル駅を過ぎ、キッツビューエル駅には14:25着。有名なリゾート地でもあり、さぞや賑やかな所かなと思っていたが、駅前は何もなく、どことなくさびれた感じがする。タクシーが停まっていたので、早速交渉する。エルマウまで35€、まあ許容範囲かな...。
 宿泊したホテル Landhous Kaiserblick (35€/日)
タクシーに乗り約20分で、予約しておいたホテル前に到着。チロル地方特有のシャーレー風の建物は素敵で、大いに気にいる。ドアを開け中に入ると、民族衣装で着飾ったマダムが暖かく迎えてくれた。部屋は裏手の別棟、セキュリティドアでキーコードを入力する事で開くようになっている。コードを登録して頂き、中に入る。



部屋の様子

(ツイン)ベッドルーム、リビング、さらにキッチンも付いた部屋である。長期休暇用のアパートかな、1人ではもったいないくらいの広さである。これで、朝食付き35€(約4,000円)は安い!!
ちょっと高く付いたが、タクシーできた甲斐はあった
部屋のテラスからの眺め
丘の上に小さな教会、手前にテニスコート
  村内の風景
後方の山はヴィルダー・カイザー
一息ついた後、村を散策
村から、カイザー山群の荒々しい姿が異彩を放つ。凄い迫力で圧倒されてしまう。予報では、晴れのはずだったのに、空は雲で覆われており少々恨めしい。村外れのハルトカイザーのケーブルカー乗り場、村周辺をぶらっと歩き回る。途中、にわか雨に降られてしまった。ホテルに戻り、ソファに寝転がって本を読んでいると、うとうとしてきた。22:00、少し早いが、明日の晴れを願って就寝。

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