ホテル中庭から望むカイザー山群 |
今日も良い天気である。教会の鐘は15分おきに鳴り響き、裏の丘の上の教会の草原には羊が草を食み、メェーメェーと鳴く、実に長閑な1日の始まり。気温は17℃と、少し肌寒く感じる。
8:00朝食、今日は誰も居ない。昨日と同じ席に座り、新鮮な朝食を頂く。選り取りみどりのパン、ハム、チーズ、トマト、デザートにブルーベリー、ヨーグルト、果物と欲張って取るが、どれもかも旨く大満足。エルマウは、空気も澄み、静か、美しい景色、思っていた以上に良い所で、又訪れたい村である。
TI(Tourist Information)前で9:05発のバスを待つ。ほぼ時間通りにヴェルゲル行きのバスがやってきた。チケットは行き先を言ってドライバーから購入する。5€渡すが、釣り銭が思ったより多い。変だなと首を傾げながら、席に着く。と、ドライバーが慌ててやって来て、おつりを回収。5€を10€と勘違いしたみたいである(苦笑い)。ヴェルグルには、9:52着。
電光掲示板(10:30発ウィーン行き) |
右手にホーエンザルツブルク城が見え、ザルツブルクに到着。ちょっと下車したい気持ちが出たが、がまんする。インスブルックでもそうだったが、駅舎は非常にモダンな建物に変わっていた。赤、青、黄色と派手な色彩のサイコロ状の壁、これをモダンアートと云うのだろうか。気を衒い過ぎで、好みではない。歴史ある街に、こういう駅舎は似合わない。リンツを経て、ウィーンには14:45着。ブラチスラヴァ方面は、Uバーン(U3)に乗換え、ウィーン・シメリング駅まで行かねばならない。案内板に従ってU3方面へ歩いていく。自動チケット券売機があったが、使い方が良くわからない。切符売り場もなく、無人駅で駅員は誰もいない。どうしようか迷ったが、車内で買えば何とかなるだろうと、そのまま進む。車内検札が来るのではないかと、少々ドキドキしていたが、回ってこなく一安心。終点のウィーン・シメリング駅で下車、無人の改札を通り階段を上ると、プラットフォームに出た。15:32発のブラチスラヴァ行きに乗車、車内は冷房が効いてなく非常に蒸し暑い。スロヴェキアに入ると、木々が増え、何となく涼しくなった気がする。
予約したホテルへ
宮殿のような大統領官邸 |
白亜のロココ調の立派な建物で、かなり目を引く。裏手には、庭があるようだが、荷物が重いので先を急ぐ。
旧市街入り口のミハエル門 |
右手にブラチスラヴァ城が見えてきた。大きな通りを横切った先が旧市街入り口である。
旧市街は、城壁で囲まれ4つの門があるが、現存するのは、ミハエル門のみ。入り口では、橋と川の守護聖人であるヤン・ネポムツキー像が優しく迎えてくれた。中々立派な像だ。
ミハルスカー通り(正面の塔はミカエル門) |
ブラチスラヴァ(Bratislava)の街をぶらり散策
ミハルスカー通りは、両側の高い建物に日が遮られ少々暗い感じがする。
そのせいか、他の国の首都と較べると、どことなく地味な感じがする。
たくさんの露天が出るフラヴネー広場 |
次にブラチスラヴァ城へ向かう
城広場から望むドナウ川 |
真っ青な青空とブラチスラヴァ城 |
丘の上にあり、少々の登りであるがあるが大した事はない。城内に入ったが、どうやら裏手で、しかも工事中。正面に回ると、立派な騎馬像が立つ広場に出た。ここからの眺めは素晴らしい。たゆたゆと流れるドナウ川の眺めは心が和むが、「青きドナウ」ではなく、「褐色のドナウ」が正解なのではと思ってしまうくらい、水は泥水にように濁っている。
城は四隅に塔があり、その独特の景観から「ひっくり返したテーブル」と呼ばれ親しまれている。確かに、四隅がテーブルの足で四角い景観を見ると、成る程と納得してしまう。丘を少し、下った辺りから見ると、その独特な景観が味わえる。
聖マルティン教会通りから城を望む |
旧市街に戻り、狭い路地裏をぶらぶら歩く。以前来たとき、路地裏でモデル撮影中の場に遭遇したので、又あのときのような出会いがないかと期待したが、今回はなかった。路地裏は華やかに欠けるが、どことなく風情を感じ好きである。
夕食を食べに再び街に繰り出す。ミハルスカー通りのオープンカフェには、写真付きのメニューがあり、どれもこれも美味しそうで食欲を誘うが、満席状態である。鎧のあるレストランが魅力的に思ったが、音楽が騒がしく落ち着いて食事を取るような場所ではない。あちこち探しまわったが、適当な所が見つからず面倒になったので、ベトナム風ヌードルのお店へ入り、ビーフ、ブロッコリーのヌードル(4€)を買い、ホテルに戻り食す。まあまあの味である。22:30就寝。
夜のフラヴネー広場にて |
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