2013年7月5日金曜日

最後の夜は教会でコンサート クラクフ②

2009.5.5(月) ヴィスワ川沿いからカジミエーシュ地区を歩く
 7:00起床、隣室の声がうるさい!!
予想通りの曇り空、今までずっと天気が良かったのに、最後の楽しみにしていたクラクフで天気が悪くなり、少々憂鬱の気分だ。8:00に朝食へ、おなじみのビッフェ形式で特に目新しさはなかったが、コーヒーはここのが1番旨かった。奥のドアを開けると狭い庭がある。1Fはオープンテラス式の部屋で、庭で食事を取れるようになっている。


ヴィスワ川沿いの遊歩道からのヴァヴェル城
9:00にホテルを出て、ヴィスワ川沿いの遊歩道をぶらり散歩。橋を渡った対岸からのヴァヴェル城の眺めは素晴らしいが、やはり曇りだと、どうしても城も川もくすんでみえてしまう。最後の最後になって、天気が悪くなり、本当に残念だ。


いくつもレストランが軒を連ねる
カジミエーシュ地区のSzeroka広場
橋を渡り、南側にあるカジミエーシュ地区の方へ行って見た。ここは、映画「シンドラーのリスト」の舞台にもなったユダヤ人地区だ。ナチスがクラクフに侵攻した際、ユダヤ人を壁で隔離し1カ所に集めるゲットー(居住区)が作られた所だ。いくつものシナゴーグ(ユダヤ教会)もあり、虐げられたユダヤ人の魂が今も息づいている感じがし、ちょっと厳かな気持ちに成る。



ギリシャサラダのランチ(12zl)、コーヒー(4.5zl)
ランチは、旧市街の中央市場広場の路地裏で見つけたサンドイッチ店でギリシャサラダを食べる。ギリシャで食べ、かなり気に入ったサラダで、ヤギのチーズを使うのが特徴だ。オリーブ、レタス、トマト他の野菜に、トーストパンとシンプルながら、新鮮な野菜を食べる事が出来、非常に満足しだ。合計で16.5zl(495円)と飛んでもなく安い。
駅前のスーパーで、土産等を買い漁った後、一旦ホテルに戻り、日記を書いたり読書で時間を潰す。

雰囲気のとても良いイタリアンレストラン
コンサートは20:00からなので、その前にイタリアンレストランで夕食を取る。店内にはサラ・ブライトマンの曲が流れ、非常に雰囲気の良いレストランだ。ベジタブルスープ(9zl)、カルボナーラ(21zl)、ビール(5zl)でポーランド最後の夜の食事を堪能する。
コンサート会場の聖ペトル聖パウロ教会内部



コンサートは、聖ペトル聖パウロ教会で行われた。入り口で、チケット50zl(1,500円)を購入し、教会の中へ。
礼拝堂の前に設けられた椅子に座って、開始を待つ。バイオリンx3、ビオラx1、チェンバロx1の5人編成。2名のバイオリン奏者以外は全て女性、皆黒ずくめである。全ておなじみの曲である。2曲目は、映画「のだめカンタービレ」で竹中直人が登場するシーンに使われたプロトコフの「ロミオとジュリエット」。それにしても、前席の男性客の耳のピアスが気になって仕方ない、良い年なのにピアスなんてするな!!と少々怒りも...。演奏はまあまあかな、教会の中なので残響音が聞こえ、壮大な雰囲気になるのではと期待していたが、それ程の効果はなく少々拍子抜け。チェンバロの音が好きなのに、出番が少なくかなりがっかり。教会にはチェンバロが合うのに残念だ。50分くらいで演奏は終了、アンコールを要求したが挨拶だけで終わり、照明も消え早く出て行ってくれと催促されたようで後味が悪かった...

ライトアップされた街並を見ながら、ホテルに戻った
聖マリア教会



中央市場広場にて

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