2018年11月28日水曜日

ローカル電車はジプシーに注意!?

市庁舎のある広場を中心に赤茶色の箱庭のような街並
トゥンバ山から
5/31(日) 
5:00起床、今日も快晴。やはり始発の電車に乗る事に。6:30フロントに行くと、お腹の出たおじさんが座っている。チェックアウトを伝えカードを出すと困った様子。時間が早くカード処理が出来ないようだ。「ユーロなら現金を持っています」と伝えると、換算して73€と紙に書いてくれた。現金を渡し、Lenでお釣りをもらう。後で思うに、ディナー代が含まれてなかったような...。7時に駅に到着。定刻の7:42に電車は入ってきたが、掲示板とホームが違うので駅員に確認してから乗車する。コンパートメントを覗くと、1人で寝転んで独占してる奴がいる。仕方なくオープンシートに座るが小便の匂いがきつく、他の車両のコンパートメントへ行きドアーを閉めるとしなくなってホッとした。しばらくすると、車掌さんが見回りにやってきた。「ジプシー」「トラブル」、うん何の事。どうやらジプシーが乗り込んできて、トラブルを起こすからと注意してくれたみたい。他のコンパートメントまで案内してもらう。ジプシーらしい女性、子供を見かける。この路線、特に普通はやばそうだ。
車窓風景を見ながら3時間20分でブラショフに到着、長かった
街の中心スファルトゥルイ広場
宿泊したペンションCasa Reims 
朝食付き、約5,500円/泊。at Homeで部屋も綺麗
ブラショフは思っていた以上に大きな街である。駅前のKIOSKでバスチケットを購入し、No.4のバスに乗車。10分程で大きな公園が見えた所が街の中心。右手の高い塔を目標に進んでいくと、大きな広場に出た。広場後方に聳える山頂にハリウッドのようなBRASOVの看板が一際目立つ。広場では市が開かれており、大勢の人達で賑わっている。ホテルの場所を聞くため旧市庁舎内のインフォメーションに行くが何と閉まっている。仕方ないとアドレス頼りで探し始めるが、中々見つからない。ペンションがあったので中に入り、尋ねると嫌な顔をせず親切に教えてくれた。教えてもらったとおりに歩いて行き、ようやく発見。まったくホテル探しは人苦労だ。受付は2F、階段を上がっていくと女性が笑顔でお出迎え。宿帳を記入している間、コーヒーを出してくれた。ルームとアウトドア(表のドアーは22時にClose)の2つのキーを渡される。部屋は7室のこじんまりとしたペンション、NO.1の部屋のすぐ隣の部屋です。ツインベッドのシックな部屋で居心地良さそうだ。
しばらく休んだ後、街散策。
山頂にBRASOVの文字、一際目につく
華やいだ雰囲気のレププリチ通り
ちょっと歩くとメイン通りのレププリチ通り、両側にカフェ、レストランが建ち並び華やいだ歩行者天国だ。旨そうなパンが店頭に並ぶお店があったので、ウィンナ入り丸パンを購入。どのパンも2len(60円)とかなり安く、物価の安さを実感する。丸パンを口に頬張りながらスファトゥルイ広場に向かう。黒の教会から旧市街のスケイ地区、さらに中央公園をぶらぶら歩き回る。中央公園の通りでデパートを発見。早速、地下の食料品売り場に降り、飲み物、惣菜等を買う。荷物が重くなったので一旦ホテルに戻る。フロントの女性に地図をもらって確認すると、さっき入ったデパートは目の前ではないか、何と云う事だ。
中心通りにあるパン屋、種類が豊富、しかも安くて旨い
ドゥンパ山から街を一望
ケーブルカー乗り場へ至る坂道
BRASOVの看板があるドゥンパ山へは街外れのケーブルカーで上れる。乗り場へは坂道を上った先、この当たりは公園となっていて市民の憩いの広場になっている。日曜日の事もあり、チケットカウンタはかなり混雑していた。往復チケットを購入して乗り込む。数分で標高865mのトゥンバ山に到着。少し上がった先に展望台、直ぐ横に広場から見上げたBRASOVの看板がある。展望が素晴らしく正に息を飲む絶景である。
残雪のカルパチア山脈方面を望む
左に目を転じると、雪が残る山々が見える。カルパチア山脈だろうか、姿形が美しい。展望台から少し登った先が山頂、大抵の観光客は展望台から戻るのでこちらは静かで落ち着く。往復チケットを買ったが、歩いて下る。夕食はデパ地下で買った惣菜とパンで済ます。