2022年7月31日日曜日

エクラン山群トレッキング旅~プロローグ

モンブラン山群の南に広がるエクラン(ドフィーネ)山群へ3回目の訪問。ここには未だ魅力的な谷がいくつもあり、これら谷を回る旅を計画。今回の旅はちょっとしたグルメ旅、トレッキングだけでなくホテル(2食付きHalf Board)で食すフレンチも楽しみである。ルフトハンザ航空でフランクフルトで乗り換えリヨンを経てエクランの入り口となるグルノーブルへ入る。翌日の早朝はあいにくの雨、雨降る中をバスに揺られエクラン谷山麓の村ラ・グラーヴェへ向かった。幸いにも天気は回復、予約したホテルで荷を解きさっそく山懐へ入って行った。

【コースマップ】

 

【コース日程】2006.8.11-8.22

8/11()成田(9:55)→フランクフルト(14:35 16:55)→リヨン(18:10 19:35)→グルノーブル20:35)              

8/12()グルノーブル(8:00)→ラ・グラーヴェ(9:30)        

8/13()ラ・グラーヴェ(8:00)→ロータレ峠(10:03)Refuse de IAlpeLa Romanch~→ラ・グラーヴェ

8/14() ラ・グラーヴェ(11:45)→ブリアンソン(13:00)

8/15()ブリアンソン(16:00)→ラ・グラーヴェ(17:15)                   

8/16() ラ・グラーヴェ(9:15)→ブール・ドアソン(9:45 11:40)→ラ・ベラルド(14:30)

8/17()ピレッド小屋トレッキング               

8/18()ラ・ベラルド(11;35)→ヴェネオン(12:15)

8/19()Lac Lauvite   トレッキング   

8/20() ヴェネオン(8:10))→グルノーブル(9:25 10:10)→リヨン(11:35)

8/21()リヨン(10:15)→フランクフルト(11:45 13:35)→成田(07:30+1)             

 

【通貨】 =148

【航空会社】ルフトハンザ航空
【ホテル】飛び込み、HPから予約
【旅行保険】損保ジャパン 9日間
【旅の目的】
 1)エクラン山脈トレッキング
 2)山麓の村々でリゾート 
【旅の情報】
 1)地球の歩き方 ヨーロッパ・アルプス・ハイキングガイド
 2)Ecrins National Park (Trecking map)
 3)Entre Romanche et Veneon (北、西エクラン・エリアマップ)
    4MEIJE.PELVOUX 登山地図
 5) その他(現地ツーリスト・インフォメーションでget

2022年7月25日月曜日

さらば東欧

ソフィア空港エントランス

Hotelに飾らていた日本地図

6/15(月)☀

6:30起床、たっぷりの朝食を取って荷造り。10:15チェックアウト、地下鉄で空港へ。空港線は今年5月に開通したばかり、Line2からLine1に乗り換え約30分で到着。ソフィアは急速に近代化が進んでいる、駅舎の新装工事中、充実した地下鉄(どこでも1lev)、真新しい空港、ファッショナブルな街並と(どことなく暗い)東欧のイメージは全く感じなかった。それに較べブタペストは未だ東欧のイメージが抜け切れてない感じがする。物価は安く、長期滞在しても散財しないのが助かる。移動は鉄道よりバスの方が良い。鉄道は本数が少なく、しかも遅れる。その点、バスは街内で乗れるし、遅れもないので安心だ(ただ、街中で何カ所も停車するので、降車する際迷ってしまうのが難?)。西欧では鉄道網が縦横に走っており利用しない手はないが、東欧諸国でバスの方が利便性は高い。バルカンパス買って高く付いてしまった。目的のバラ祭りは達成したが、トレッキングが中途半端に終わってしまった。再訪してリベンジせねば...

バスに揺られソフィアへ

ブルガリア名物半地下ショップ(Klek shop) 
しゃがんで買い物をする女性客、店の窓から顔を出す店員さんも見える 
klekはブルガリア語で「ひざ」という意味
1990年初にソフィアでアパートの半地下や物置小屋に当るスペースを利用して住民が商売を始めた
大型スーパー等の競争に負け、年々、数は減ってきているという

アレクサンダル・ネフスキー寺院 

6/14(日)☀☁☂

5:50起床、外は霧が立ちこめ幻想的な早朝だ。早く起きたのでソフィア直行便に変更、昨日のうちに荷造りは済ませておりCheckOutするのみ。案の定、レセプションには誰もいなく、カウンターの上にキーを置き6:30ホテルを出る。7:00発のバスは10分遅れで到着、大型バスである。ブラゴエフ・グラートを経由してソフィアには10時到着。地下鉄でホテル近くの駅カルチャーセンターで下車。前も来ているのでと過信していたのが失敗、外へ出ると見慣れない景色で自分の居場所がまったくわからない。


「ヴィトシャ通りはどっち?」目印もなくウロウロする羽目に(このパターン実に多い)。何とかヴィトシャ通りに出て、ホテルに到着(6/6と同じHotel Nicky)。地下鉄の出口もたくさんあり、良く確認してから表に出ないと飛んだ目に遭う。一息ついた後、街の散策に出かける。アレクサンダル・ネフスキー寺院を見学後、気の向くままぶらぶら歩き回る。昼食はデリカショップでチキン煮をテイクアウトし、ホテルに戻って食す。気温27℃、かなり暑い。歴史的な建物を見るのも良いが、ヴィトシャ通りを歩く人々やウィンドウショッピングした方が楽しい。夕方雷雨が激しく降る。ブログを更新して22時就寝する。冷蔵庫の音が気になる...

大統領官邸入り口に立つ衛兵

古代の城塞都市セルディカ遺跡 旧共産党本部前の地下道に残っている



ショッピングモール(セントラル・ハリ)




2022年7月21日木曜日

バンスコ3日目

ブルガリア伝統菓子ロクム
グミのような食感でとても甘い

6/13(土)☀☁☂

6:50起床、今日も良い天気だ。今朝の朝食はフレンチトースト、たっぷりの蜂蜜と卵ペースと少々重い。食後に飲むミントティーは旨い。食卓には袋入りの蜂蜜がいつも添えられている、蜂蜜の生産地だろうか。トレッキングの予定だったが、バス、リフトも動いてなく予定が狂ってしまった。今日も街の散策に当てる。明日は早く立つのでとホテル代の支払いを済ませてから外出。お土産屋を覗き、スイーツ店で伝統菓子を買ったり、旧市街をぶらぶら散策。マーケットもあり、野菜、果物、ジャム等所狭しと並んでいる。こういうお店を見ながら、歩き回るのは楽しい。ブルガリアの物価は非常に安く、果物等も驚く程の安さである。買っても良いのだが、食べきれないので見るだけ。お土産屋に入り木時計を購入したが、お店の女主人が買うのを止めようかと思う程不愛想だった。夕方、空が暗くなった思ったら激しい雷雨、山ならではの出来事です。明日はソフィアに戻る、旅もいよいよ終わりに近づいた。22時就寝


聖トロイツァ教会の中をぶらぶら歩く

オールドタウンを歩いていると、水飲み場を発見(この水は飲める)

広場を下った先にマーケットが開いていた











2022年7月16日土曜日

ヴィフレン山は途中まで~バンスコ

真っ青な青空とヴィフレン山 ケルンの横には残雪


6/12
(金)☀ヴィフレン小屋へ
6:20起床、外を見ると快晴、朝焼けの山々はとてもきれいだ。これだけ良い天気だとヴィフレン小屋まで何とかして行きたい。7時過ぎ、地下食堂で朝食を取る。家族経営のホテルで、シーズンオフはオーナーのIVanさんと両親だけでやっているようだ。スキーシーズンともなれば、スタッフを雇

うのだろう。Ivanさんに今日はどこへ行くのかと聞かれる。「ヴィフレン小屋へ行きたいが、バスが走ってないのでタクシーを使おうかと考えている」と云うと、「なら車で送ってあげる」「9時にレセプションに来て下さい」おお、ラッキー、お言葉に甘えて送ってもらう事にする。約束の9時になっても現れず、一体どうしたのかとイライラする。待つ事20分、ようやく現れた。shoppingをやっていたとの事、何それである。くねくねした山道を40分、ヴィフレン小屋に到着。



ヴィフレン山登山道から小屋を見下ろす



おじさんが1人、ベンチで座っているだけで誰もいない。目の前にはヴィフレン山、馬蹄型の大きな山塊である。小屋の後方には立山に似た山、南側に残雪のピリンの山々が広がり絶景である。帰りの足をどうするかの懸念もあるが、取りあえず行ける所まで行ってみよう。ヴィフレン山へ向かって登り始める。ガレ場の急坂を息せき切って登って行くが、体も重くすこぶる調子が悪い。これは途中で引き返した方が良いかもしれない。岩場を抜けると草地に出た、後ろを振り返るとヴィフレン小屋が小さく見える。南側の谷奥の山々が白い雪を冠り、幻想的な眺めだ。1時間程登った所に、ケルンが積まれている。先へ進むか大いに迷った挙げ句、引き返す事にする。快晴だが不調なので仕方ない。小屋まで降りると、人ももちらほら増えてきている。皆さんマイカーなので帰りの心配はなく良いですね。
南側の谷方面は湖周回コースとなっている、途中にあるオコト湖まで行ってみる。小川が流れる風光明媚な場所で、奥の山々は雪がかなり残っている。途中、残雪を歩くが大した事はない。オコト湖、湖というより池でちょっとがっかり。さらに登山道は続いているが、ここで引き返す。ヴィフレン小屋でタクシーを呼ぶか迷ったが、この下にあるレストランでランチでも食べようと下る。20分程で到着、オープンテラスに座りグリーンサラダとビールを注文。「バンスコまで歩くとどれくらいかかるか」ウェイターに尋ねると、2時間ちょろいもんだと軽い調子で言われる。サラダ、ビールともにまずく、殆ど残してしまった。バンスコまで歩いて下るが、途中の分岐で道を間違えてしまった。どうやらスキー場へ迷い込んでしまったようだ。バンスコの街は見えているので下って行けば、その内着くだろう。前を歩いている人、発見。カナダ人夫婦で少し話をする。2時間程でバンスコの街に戻る。長かったあ...。絶好の登山日和だったのに、時期的に早かった。登山するなら、やはり7月以降ですな。リラ山脈も中途半端に終わり、リベンジせねば。

スキー場からバンスコの街並みを見下ろす


カルボナーラと白ワイン ~サムさんお薦めのレストランにて



2022年7月6日水曜日

伝統的な古民家が建ち並ぶ小道を散策~バンスコ

聖トロイツァ教会とピリン通り  塔の上にはコウノトリの巣


6/11
(木)☁☀
6:20起床、コケコッコーの鳴き声が響き渡る。窓の外を見ると、老夫婦が早朝から畑仕事に勤しんでいる。何とも長閑な早朝、田舎風景そのもので癒される。こういう所、すごく好きだ。9:10チェックアウト、ダリアちゃんともお別れする。Info.に寄り、Blog更新、メールチェック、ここの女性とも顔馴染みになった。果物を出しているおじいさんに再び出会う。やっぱり足下がおぼつかず、転げないかと心配になる。リンゴを持って行けと2個差し出され、1個だけありがたく頂戴する。元気に長生きしてもらいたい。
サヴァレタ・ヴァーニャからバンスコへ
サヴァレタ・ヴァーニャ(10:00)→ドゥブニッツァ(10:40 11:00)→ブラゴエフ・グラード(11:30 11:40)→バンスコ(12:20)

ホテルまで送ってもらったサムさんの車



市庁舎内にあるツーリストセンター

ドゥブニッツァでブラゴエフ・グラート行きに乗り換える。バスの運転手は携帯電話をしながら運転し、ときどき右にぶれたりとあぶない運転で大丈夫かと心配になる。30分でブラゴエフ・グラートに着く、バンスコ行きのマイクロバスが待っており乗り込む。近くに座っていた男性サムさんに話しかけられる。日本が好きで特に日本女性は綺麗で可愛いと絶賛していた。サムさんにホテルまで車で送ってもらうことになった。彼はSecret Forest? にある宿に泊まっており、安いのでどう?と誘われたがホテル予約しているのでと丁重にお断りする。ホテルまではそこそこ距離があり、ずっと坂道だったので乗せてもらいラッキーだった。ホテル前でお別れ、メールアドレスを交換して別れる。受付には誰もいなく、しばし待っているとお婆さんが出てきた。ところが英語がわからず、困ってしまった。IVANさん(多分息子さん)が英語が話せるが外出中というのは何となくわかったのだが...。その内、近所で英語が話せる女性を連れて来てもらい何とかチェックインできた。Double+2Singleベッド、応接セット、テラス付きの広々とした良い部屋である。ホテル前の通りは全面工事中で、日中はうるさく埃ぽっい点が難である。荷物を片付けた後、街の散策に出かける。まずはツーリストセンターへ、ニコラ・ヴァプツァロフ広場の石段の横にある市庁舎に1階にある。ヴィフレン小屋へのバスの便を尋ねると、「今はシーズンオフ、バス、リフト共に動いてない。タクシーだと25-30levかかる、さらに山には未だ雪が残っている」と云う。ヴィフレン山へ登る予定だったがどうしよう。

入ってきた電車を待つ乗客達


ヴァズラジュダネ広場に建つ記念碑


石壁の民家が立ち並ぶ路地


センターを出て、鉄道駅の方へ行ってみる。街外れにアウトガーラ(バス)と駅がある。ちょうど電車が入ってきた所で、大きな荷物を持ったおばさん等が乗り込もうとしている。ほのぼのとした日常風景です。駅周辺は何もなく坂を登り返し、街の中を散策する。ピリン通りから路地に入ると、伝統的な小民家が建ち並び見て歩くのが楽しい。石壁、木組のどことなくエキゾチックな建物が多い。中世にはオスマントルコに侵略されており、その影響を受けているのかもしれない。路地裏を歩いていると、前方から荷馬車がやってきた。写真を構えていると、手を出しお金を催促?冗談だったのか、直ぐに背を向けてので助かった。ジプシーなのか?無闇にカメラを向けるものではないですね。スイーツ店に入り、伝統スイーツを買ってホテルに戻る。室内ではWiFiの繫がりが悪く、外に出てBlogの更新等を行った。バスが動いてないし、明日はどうしようか。22:15就寝。
街中をカ闊歩する馬車 (ジプシー?)
写真を撮っていると、手を出しお金を催促するジェスチャーをされる



Hotel Gazei ☆☆☆☆ 53.1(7,169 3/食事なし)
部屋はとても広く、テラスからメイン通りを一望