2015年8月20日木曜日

渓谷沿いの静かな中世の街シュコフヤ・ロカへ

5/6(木)☂ ブレッド湖からリュブリャナを経てシュコフヤ・ロカへ
セルシュチツァ川に架かるカプチン橋
5時目が覚める、昨夜は雷と激しい雨が降り、ちょっとした嵐の様相であった。今朝も相変わらず天気は悪い。スロヴェニアに入ってからずっとぐずついた天気が続き、うんざりである。7時に朝食を食べる、3つ星にしてはシンプルな朝食である。今日はリュブリャナに戻り、バスで中世の面影が色濃く残る小さな田舎町シュコフヤ・ロカへ向かう。9:30にチェックアウトし、10:30発の電車でリュビリャーナに向かう。運賃は6.3€、1時間15分でリュビリャーノ駅に到着。駅前のバスステーションで、シュコフヤ・ロカ行きの時刻を聞くと12:20発があったので、チケットを購入する(3.1€)。チケット売り場のおばさんに、時刻を2回確認すると、怒ったようにどなられてしまった。まったく、どならなくても良いのに、感じ悪いおばはんである。ユーロ圏に入ってから、スロヴェニアの物価は上がったようだが、日本に較べるとまだまだ安い。特に、公共運賃の安さは魅力的である。
旧市街へ通じる坂道にて
城壁の外側に城へ通じる坂道がある
リュビリャーノを離れると、一気にのどかな田舎風景が続く。シュコフヤ・ロカ鉄道駅を過ぎると、オレンジの屋根の街並と丘の上に建つシュコフヤ・ロカ城が見えてくる、バスステーションに12:55に到着。予約したホテルはバスステーションの裏手、セルシュチツァ川沿いにある建物で直ぐにわかった。ところが、ドアが閉まっている。隣接した同名の文具店に入り、「隣のホテルを予約しているが、ドアが閉まっており困っている」と事情を説明すると、電話でオーナーを呼んでくれる事に。しばらく待つと、アイリッシュぽい30~40代の男性がやってきた。この人がオーナーのようだ。ホテルに入ると、Welcome Drinkをふるまわれた。キルシュと云う、ちょっとキツイ飲み物であるが、オーナー曰くエネルギーが湧くそうだ。部屋は中庭を抜けた2Fにあり、ダブルベッドに2段ベッドもある広々とした部屋、オレンジ色の色調で落ち着く部屋である。ただ、川沿いの部屋ではなく外の景色はあまり期待できそうもない。時折晴れ間が見え、天気は回復傾向だ。
カメラの電池が残り少なくなってきている。予備の電池はなく、バッテリーチャージャも持ってきてないので、節約せねば…。
雨も上がり、時折日も指してきた、天気は回復方向である。まずは丘の上に建つ城へ行ってみる事に。カプチン橋を渡り、道なりに坂道を登っていき、シュコフヤ・ロカ城に到着。城の城壁は、1511年の地震で全壊したのを修復、再建されたもの。現在、城は博物館となっている。エントランス前は東屋もある緑の公園で、城の全景を観る事ができる。外観は、城と云うより修道院、城館のような感じである。入城料(4€)を払って中へ入ると、街の歴史や民族文化、考古学、鳥獣の剥製が展示されているが、戦時中の写真等が興味深い。シュコフヤ・ロカは旧市街を流れる川に沿って、北西にスタラー・ロカ、南東にはプシュタル地区が広がっている。各々、独自の城と教会を構えている。城からは、オレンジ屋根の旧市街や2つの地区、さらには周囲に広がる緑豊かな丘陵地帯を見渡す事ができる。緑豊かな自然に中にポツンと街が造られた事が良くわかる。
最古の地区スタラーロカを遠望 聖ユーロ教会の高い塔が目立つ
朝靄の聖十字架教会 プシュタル地区

旧市街広場には、市の紋章のある噴水と
聖母マリア像と2聖人像が建つ

次にどこ行こうか迷った末、スタラー・ロカへ行って見る事に。城壁に沿った坂道を下り、カプチン橋を渡った先の遊歩道に沿ってスタラー・ロカ方面へ歩いて行く。緑があって気持ち良い遊歩道である。スタラー・ロカ城はあいにく修復作業中で城の全容を見れずがっかりだ。街もさして見るべく所はなく、聖ユーリ教会で引き返す事に。プシュタル地区にも行って見たい気はしたが、歩き疲れたのでホテルに戻る。
19時頃、夕食を食べに出かける。再び雨が降っており、気温も下がり外は非常に寒い。オーナーお奨めのレストランを探すが、それらしき建物が見つからない。寒くなったので、適当に見つかったレストランへ入った。歴史ある建物の地下にあるレストラン「Kasca」は、落ち着いた空間で中々良さそうだ。しかし、ディナータイムなのに、お客は誰もいなく少々不安も感じる。魚料理を食べたかったが、メニューにはなく、お奨めの肉料理とスープを注文。野菜はサラダバーから自由に取って食べる。海外旅行では、どうしても野菜が不足がちになるので、この際にと大量に盛る。最初にガーリックスープ、寒い体を心から暖めてくれた。メインの肉料理は、ミンチ肉3本とアスパラに、茹でたポテトが添えら
れている。香辛料がきついミンチ肉は独特な味で口に合わない。それでも何とか2本は平らげたが、1本は残してしまった。食事中も、お客が入ってくる気配はなく、あまり盛っていないのかなと思ったりした。最後にコーヒを飲み、料金は28.7€とかなり高めだった。
後日、わかった事だが、
・郷土料理が中心のお店、地球の歩き方に載っていた
・ホテルのオーナー曰く、Kascaは観光客目当てで高い

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