2022年9月29日木曜日

タトラ&南ボヘミアの旅~プロローグ

LOTポーランド航空のワルシャワ直行便が今年から就航、これを利用して前から行きたかったポーランド側のタトリ山地のトレッキングを中心に計画を立てる。ポーランドからタトリ山地を縦断しスロヴァキアに抜け、チェコ・南ボヘミア地方の村々や城を巡った後、悠久の都市プラハで締めくくる。ポーランド側のタトリ、南ボヘミア地方は初めて、どんな風景や旅の想い出を残してくれるか楽しみである。成田からワルシャワに入り、ワルシャワ、クラクフの街を散策後、タトリ山地に入って行く...

【コースマップ】


【コース日程】2016.8.27-9.15

           

                     ネオゴシック様式のレドニツェ城~レドニツェ・ヴァルティツェ文化的遺産

8/27()成田(9:55)→ワルシャワ (14:25)      

8/28()ワルシャワ

8/29():ワルシャワ(9:03)→クラクフ(11:29)

8/30()クラクフ                

8/31() クラクフ(9:00)→ザコパネ(11:10)

9/01()ザコパネ               

9/02()ザコパネ

9/03()ザコパネ(9:15))→スタリー・スモコヴィッチ(10:37)~ノヴァ・スモコヴィッチ   

9/04() ノヴァ・スモコヴィッチ

9/05() ノヴァ・スモコヴィッチ

9/06() スタリー・スモコヴィッチ(7:35)→ポプラド・タトリ(8:00 9:25)→オロモウツ(13:35)

9/07() オロモウツ(9:10)→ブシェンラク(10:30 11:31)→ミクロフ(11:57)

9/08() ミクロフ

9/09() ミクロフ(8:10)→ブルノ(9:34 11:00)→テルチ(12:53)

9/10() テルチ(10:55)チェスキー・ブジェヨヴィツェ(12:36 14:20) チェスキー・クルムロフ(14:55)

9/11() チェスキー・クルムロフ

9/12() チェスキー・クルムロフ(9:00)→プラハ(11:50)

9/13() プラハ

9/14()プラハ(9:05)→ワルシャワ(10:15 15:20)→成田(08:45+1)             

 

【通貨】

            ZL=30円 (ポーランド・ズウォーティ)

            CZK=5円 (チェコ・コルナ)

            =148

【航空会社】LOTポーランド航空

【ホテル】booking.comで予約

【旅行保険】HS損保ジャパン 12日間

【旅の目的】

 1)タトリ山地トレッキング(ポーランド、スロヴァキア)

 2)チェコ・モラヴィア地方の田園と城巡り 

 3)チェコの世界遺産巡り

【旅の情報】

 1)地球の歩き方 チェコ、ポーランド、スロヴァキア編
 2)ネット情報(観光、バス)
 3)booking.com
    4)その他(現地ツーリスト・インフォメーションでget

2022年9月18日日曜日

エクランを去りリヨンへ

フルヴェエールの丘からのリヨンの街並み


8/20
(日)
6:30起床、外は霧に包まれている。バスは8:10発なので、急いで朝食を済ませチェックアウトしバス停へ向かう。5分遅れでバスがやってきた。誰も乗ってなく僕1人のみ。ブール・ゾアゾンでバスを乗り換える。車内はユダヤ人が大勢乗っている。黒装束、黒の帽子で一目でわかる。グルノーブルに9:25着、ユダヤ人がやけに目に付く。何か行事でもあるのだろうか。リヨン行きのチケットを購入、10:10発のリヨン行きに乗車。1等チケットを買ったのに全車両2等車、何かだまされたようでもったいない事をした。11:35リヨン着、文明社会に戻ってきた感じである。ホテルを探し始める。駅近くのiBISが空いており、ここに決める。ウィークエンドは安くなり割安感あり、バス付き、ダブルベッドルームで51€はお得である。シティマップをもらい、空港行きのバスの時間を教えてもらう。
リヨン鉄道駅

ソーヌ河岸から旧市街を望む


ノートルダム・フリヴィエール・バジリカ聖堂


地下鉄で旧市街へ向かう。途中乗り換えペリクール広場で下車。広場の中央にあるルイ14世の騎馬像がかなり目立つ、昔は沼地であったそうだがその面影は一切ない。旧市街はソーヌ川を渡った対岸にある。丘の上には白い聖堂が見える、あれがフルヴェエールの丘で目差す目的地である。橋を渡ると右手に立派なサン・ジャン大聖堂教会に出迎えられる。フルヴェエールの丘にはケーブルカーもあるが、教会の近くにある階段を登っていく。しばらするとローマ遺跡に出る、中世の劇場でよく保存されている。今でも夏にはオペラ等が上演されるようだ。一度は見てみたいものだ。さらに登りフルヴェエールの丘には約15分程で到着。きらびやかな白亜のノートルダム・フリヴィエール・バジリカ聖堂が青空の下、屹立している。それにしても、欧羅巴各地にノートルダムと云う名の聖堂があり紛らわしい。ノートルダムは「Our Lady」聖母マリアの意味で、12世紀頃聖母マリア崇拝がさかんになり、それに因んだ教会が各地に建立されたと云う。展望台からのリヨン市街の眺めは最高、歩いて来たペリクール広場、ソーヌ川、整然と並んだ赤茶色の屋根の市街地が目の前に広がる。リヨンの街自体は期待していなかったが、街も綺麗で名所旧跡も多く、見事得ある。ローマ遺跡を見学後、ホテルに戻る。モーニングコールを頼み、部屋でピザ、サンドイッチで夕食。フランスリーグを観ていたら眠くなってきた。22:30就寝。

旧市街にあるサン・ジャン大聖堂

古代ローマ劇場



2022年9月14日水曜日

ロヴィテル湖(Lac Lauvltel)へ

透き通ったエメラルドグリーンのロヴィテル湖

8/19
(土)
今朝は少々寝坊して8時起床。8:30朝食へ。朝食ルームはレストラン下の地下にあり、石壁の趣きある部屋である。ビッフェ形式のテーブルからコーヒー、ゆで卵、ヨーグルトを取り席につく。すると、クロワッサン、トーストしたフランスパンを持って来てくれる。焼きたてのパンは香ばしくすごく旨い。

ロヴィタル湖コースマップ (青矢印が歩いたコース)


9:15ホテルを出て、ロヴィタル湖ハイキングに出かける。テレキャビン駅まで下り、右折して橋を渡り対岸への道に出る。ゆるやかなアップダウンを繰り返しダンケル村に到着。水飲み場が2カ所あり、ここで水を補給。30分程登ると滝が見えてくる。登るに従って雲が湧き出し、あっという間に曇り空。雨は降らないが、山の天候は不安定である。ひたすら登り続け、湖畔に到着。湖畔に可愛らしい小さな山小屋がある、湖畔沿いを歩き木陰に座りフランスパン、ソーセージ、ゆで卵でランチタイム。ときおり差す太陽の光で湖面が光輝き、とても綺麗だ。後方のカールのある山はLe Rochail(▲3022m)かな。カールからの雪解け水が滝となり、湖に注ぎ込んでいる。地図を確認すると、上にもう1つ湖があるようだ。標高2250mなので、高低差700m程。行こうかと迷ったが湖畔でのんびり過ごす事にする。静かな湖畔で2時間近く過ごした後、下山る。

湖畔に建つ山小屋 




ダンケルには50分で到着、下界は青空が広がリ暖かい。カフェでアイスを食べながら少し休憩し、元の道を辿りホテルに戻る。

炭焼き小屋? ダンケル村にて




19:30
ディナータイム、今日はサラダとサーモンを注文。サーモンだけかと思っていたら、ジャガグラタンも出てきた。料理は美味だが量が多過ぎ、食べ残してしまった。これでデザートなんか頼んだらお腹パンパン、しかもカロリー高目。こんなカロリー高目の食事をしていたら、あっと云う間にデブになってしまうだろう。日記を付け、明日出立の準備をした後、22:30就寝。

2022年9月6日火曜日

村周辺をぶらぶら ~ヴェネスク村にて



8/18(金)☀ (続き)

坂道を上り、予約したホテルに向かう。ベルを鳴らすと、若い女性が出てきた。部屋はNo.6、キーを回すがドアが開かず少々あせる。コツがあり、少し引っ張ってキーを回す事で開ける事ができた。落ち着いたシックな部屋で、テラスもある。驚いた事に、もう1つ小部屋がありベッド、シャワー、洗面所も付いている。長期滞在者向けの家族用の部屋なのかもしれない、1人で独占するには広過ぎである。テラスに出ると、下の通りを一望でき、周囲の山々も見る事ができる。リクライニングもあり、寝転んで読書するには最高である。



村の中を散策した後、テレキャビンでデュー・アルプ(Les Deux-Alpes)に行ってみる事に。一大スキーリゾート地でホテル、レストラン、貸別荘が軒を連ねる。観光客も多くアメリカ人を多く見かける。ちょっと華やか過ぎ、ヴェネオン渓谷沿いの村々の方が好みだ。近くのL・デアルプル(2400m)までテレキャビンに乗る。草原とゆるやかな山並みががるが、エクラン山群の荒々しい岩山は見えずがっかりだ。しばらく過ごした後、草原の道を下る。後方からマウンテンバイクの一群が凄い勢いで下ってくる。まったくあぶない連中である。1時間30分程で麓に、さらにテレキャビンでヴェネオンに戻る。ホテルに戻り、シャワーで汗を流す。19:401Fのレストランで夕食。17€のメニューと白ワインを注文(下記写真参照)。周りの席では、スイスの名物料理チーズフォンジュ、ラクレッタを食べている。毎日、カロリー高目のフランス料理を食べているせいか、太ったよう気がする(まずい!!)。食後、村内をぶらり散歩。街灯でライトアップされた石壁の家々、昼より夜の散策の方が趣がある。




バスの時間までエタンソン谷を散策~ラ・ベラルド

村のシンボルの教会

ピエール谷奥に聳える姿形良い岩山 エクラン方面だが??



8/18
(金)
昨夜の嵐が嘘のような快晴である。7:00起床、7:45朝食9:40CheckOut、大きな荷物はフロントに預かってもらい、バスの時間(11:35)までエタンソン谷をぶらりハイキングする。教会の右手の道を登って行く。昨夜降った雪を冠った岩山が、青空の下くっきり見える。雪解け水で増水した川の音と、周囲を彩る岩峰群、素晴らしい絶景に心躍る。雲は一切なく、真っ青な夏空である。空気が澄んでいるせいもあり、空の青さは半端ない。前後左右全方位に渡り、素晴らしい絶景が広がる。全く息を飲む美しさとは、こういう景色を云うのだろう。ハイマツ帯の平坦な道を歩いていると、左手前方に滝が見えてきた。1998年、分岐点を間違えて滝を横断する道に出てしまった思い出深い場所だ。ラ・メイジュが見える所までと頑張ったが時間切れ、名残り欲しいが引き返すことにする。

エタンソン川に架かる橋 どこを見ても絶景





預けた荷物を受け取り、停車中のバスに乗り込む。バスの運転手は同じ人、彼は3回往復しているのかな。ガードレールもない山道を運転するのは、かなり神経を使う事だろう。定刻にバスは出発、高台にあるセイント・クリストファー村からの眺めは非常に良い。
白銀の山はテット・ド・ロラウール 
Tete de Lauranoure(▲3421m)

車窓風景 ~セイント・クリストファー村にて


バス停で停まった瞬間をパチリ、教会墓地の後方に聳える岩山を撮る事ができた。エクラン山群の山々は実に氷河が多い。氷河を抱く山が間近に見える、方向からしてテット・ド・ロラウール(Tete de Lauranoure3421m)かと思う。頂上が槍の穂先にように尖っている。 狭い路地を抜け坂を下った後、ヴェネオン川を左手に見ながらバスは進む。しばらくすると明るい谷間のヴェネオン村に入る。村内では複数の場所で停車するがどこで降りたら良いのか。テレキャビン駅に停車したのでここで下車する。
(ヴェノスク村に続く)