2022年8月26日金曜日

ヴェネオン渓谷の最奥部ピレット小屋へ

ピレット小屋への登山道 頑張って頂上を目指す女の子

8/17(木)☂
7:15起床、天は良さそうだ。朝食は男性が給仕、クロワッサンがとても旨い。村に1軒の雑貨屋で昼食用の食材(ショコラ、水、バナナ他)を買う。8:30、ピレット小屋に向かって出発。ほぼ平坦な道を歩き、カレル小屋には1時間で到着。テンプル・エクラン小屋との分岐を過ぎ、谷川に架かる橋を渡っていく。正面奥には氷河を抱いた姿形の良い山が見えてきたが、雲が多く頂上は見え隠れしているのが残念だ。




エール・フロイドの大岩壁 カレル小屋にて
エクラン南壁 頂上は右奥
ピレット小屋まで1時間? とても1時間ではいけない
ピレット小屋とピレット大氷河


2つの谷が交差する所に橋があり、手前の標識にピレット小屋まで1時間とある。ここからきつい登り、ジグザグに付けられた道を登って行く。かなり体力を消耗、足が重くなってきたので小休止。岩に腰掛け、バナナを食べる。下からペアの男女が登ってきた、さらに上からは子供連れのパーティーが下山してくる。すれ違いで「ボンジュール」と挨拶を交わす、皆元気だ。さてもう一踏ん張り、再び歩き始める。ピレット小屋には12:10到着。小屋の正面はピレット大氷河が迫る、大迫力の景観である。上空の雲が切れてくれれば良いのだが、眼下の谷は良く晴れているのに恨めしい限りだ。風が冷たく、とても寒い。
朝食(左上)ランチ(左下)
登山道で咲いていた高山植物

小屋に入ってサラダを注文。レタスにナッツを添えたサラダ、とても旨い。向かいのパーティはオムレツ、サラダ、ワインで会話がはずんでいる。雲が切れるのを待つが、切れそうもない。1時間程過ごした後、名残惜しいが下山する。前を歩く2人、登りで声をかけあった夫婦である。彼らは早く、足取りも軽くどんどん下って行く。カレル小屋に14:50着、開けた草原に大の字になって寝転ぶ、ふう~気持ちよい。ラ・ベラルドには16時前に戻る。ピレット氷河の雲が取れなかったのが残念であるが、ヴェネオン渓谷の自然美、周囲に聳え立つエクラン山群の素晴らしい絶景を見ながらのトレッキング、大満足の1日でした。



「氷河の絶景を間近で眺められるピレット小屋へ」https://www.blogger.com/blog/post/edit/1379916197209970831/4255188224896690716を参照)
雨が降ってきそう灰色の雲がかかってきた。まったく変わりやすい天気である。しばらくすると、風を伴った雨になる。
トウモロコシはスープ
ラム肉じゃがいも添え
2種チーズ、リンゴのスイーツ&白ワイン

19:40、ディナーのメニューは上記
写真の通り。満足のいく食事を堪能しました。明日は、ここを離れヴェネオン村へ向かう。バスは朝、、夕方の3便ある。エタンソン谷をハイキングしてからにし、便(11:35 )に乗る事にする。
ヴェネオン渓谷に下る登山者グループ
こんな所を登ってきたんだ

2022年8月24日水曜日

ヴェネオン渓谷の最奥の村ラ・ベラルド(1740m)へ

村を威圧するかのように聳え立つテート・ド・ラメ


8/16
(水)☂
6:30起床、昨夜の雨は上がり、ときおり青空も顔を出している。朝食を取った後、チェックアウトし8:10のバスに乗る。ブール・ゾアソンでマイクロバスに乗り換える。同乗者は女性1名のみ、途中の村で女性は下車、乗っているのは僕1人となった。両側は大岩壁、凄い迫力の岩山が迫る。右側は深く切れ落ちた断崖、しかもガードレールがなくスリルに富む。セイント・クリストファー村近くで落石があり、レッカー車が岩を片付けている。すれ違いできない程狭い村内を抜け、さらに深い谷間を進んでいく。明るく開けた場所になったと思ったら、ラ・ベラルド村に到着。今回で3回目の訪問、外は小雨模様で、肌寒い(気温17℃)。

村の広場の一角に建つHotel Tairraz(左)

ホテルは、ここと入り口にあるホテル(民宿)の2軒のみ

「アルプスの谷アルプスの村」で登場する氷河ホテル(現在は営業してない)は右側の建物



ホテルに入ると女性が迎えてくれ、直ぐに部屋に案内してくれた。8畳程の狭い部屋に、シングルベッドと小さなクローゼット、椅子と机、トイレ・シャワーは外である。窓からの眺めは良く、村のメイン通りが見渡せ、正面には岩山が見える。1998年にも泊まったホテルだが、変わっていない。洗濯をしながら天気の回復を待っていると、11時過ぎ青空が広がってきた。

青矢印のコースを歩く

ラ・ベラルド(11:30)→見晴らし(12:55 13:50)→ラ・ベラルド(14:35 14:50)→ピエール谷分岐(15:25)→ラ・ベラルド(16:30)




ラ・ベラルド村全景~グランド・エギュイエ登山道から


どこ行こうか迷った挙げ句、正面に聳えるグランド・エギュイエ
(Grande Aiguille)の方へ行ってみる事に。橋を渡った先に登山道がある。始めはゆるやかトラバース道だが、途中からきつい登りになる。息せき切って登る事1時間、エタンソン谷方面の山々がみえてきた。山では雪になり、新雪で白く輝いている。頂上の雲が中々切れないのが残念である。眼下には蛇行するヴェネオン川と村が一望できる。良くこんな山奥に人家ができたもんだと感心する。夏は大勢のトレッカーで賑わうが、雪で閉ざされた冬場は人も絶える。スキー場もないし、どうやって生活していくのか不思議である。さらに30分程登った所でランチとする。最終地点までは未だ1時間30分もある、村を囲む山々の眺望も楽しめたので、ここで引き返す事にする。村まで下った後、エタンソン谷の方へ足を伸ばす。教会横の道を登って行く。左手の谷川が雪解けで水量が増し、「ゴォー」という恐ろしい音が響き渡る。40分程でピエール谷との分岐に出る、谷奥には凄く格好良い山が見える、パール・エクランかと思うのだが、定かでない。橋を渡り、蜂の巣のようなテート・ド・ラメの壁を横切り、村に戻る。
佐貫亦男のアルプ日記では、ラ・ベラルド村を「どこもかしこも荒々しい岩と、白い峰が跳ねあがって流れる谷川ばかりだ」「荒涼とした風景がこの谷の特徴である」と表している。確かにその通りだが、その男性的な荒々しさに魅力を感じる。ホテルは2軒、食料品も扱う雑貨屋、軒のレストラン、シャーレー、キャンプ場があるのみだが、深い山懐で静かな時を過ごすにはうってつけの地である。

村で1軒しかない雑貨屋 食料はここで調達




19:30からディナー、前菜は豆のスープ。見た目ではどうかなと思ったが、とても旨く何杯もおかわりした。メインは鴨のインゲン、ジャガイモ添え。これも旨いが量が多過ぎる。レタス・サラダも付き、野菜不足にはありがたい。デザートはクリームチーズだったが、箸が進んでないのを見かねたのか代わりにアイスを持って来てくれた。心使いに感謝である。エーデルワイスより品数多く、味もこちらの方が上かも。少々食べ過ぎだが、どれも旨く大満足のディナーであった。食後の散歩をしようと外に出るが、雨が降っている。日記をつき、22:30就寝。谷川の音しか聴こえない、ぐっすり休めそうだ。
旅のメモ帳

Hotel Tairraz ▲▲▲▲   101.2(2泊 ¥14.978)  Halfboard

広場を見下ろす絶好な部屋、窓から見える岩山も素晴らしい

シンプルな部屋だが、夜は静かで夜空に輝く星も見る事ができる

2食付きで7,500円と、とてもリーズナブル

朝食、夕食も山の中とは思えない程の豪華でかつ旨い



 
 

2022年8月20日土曜日

ブリアンソンからラ・グラーヴェへ

市が立つにぎやかな通り ~新市街にて

8/15
(火)
7:00起床、コーヒー、ジュース、パンしかないシンプルな朝食。しかもコーヒー、ジュースはひどい味である。予定を変更し、ラ・グラーヴェに戻る。ⓘで午後のバス便を確認してから、電話でホテル(エーデルワイス)予約をする。10:30チェックアウトし、新市街へ向かう。デュランス川沿いの道を下って行くと市が立つ通りに出た。後で見て回る事にし荷物を預けるべくSNCF鉄道駅に急ぐ。コインロッカーを探すがなく、窓口で預かってもらえるか尋ねるが駄目だった。仕方ない、このままテレキャビンに乗ろうと乗り場に向かう。

開けた通りにかなりの人盛り、何が始まるのだろう。近くの人に尋ねると、「サイクリングレースだよ」と教えてくれた。かの有名なツール・ド・フランス?しばし待つと、凄い勢いで選手達が走ってきた。ラウンド・ロビンの周りをグルッと一周して行くのを写真で撮る。

しばらく見てから、テレキャビン乗り場に向かう。切符を買おうとすると、「今日は中間駅までだよ」「頂上までの便は運休」と言われる。やはり無計画では何事もうまくいかないものです。中間駅(1620m)までの往復チケットを購入する。乗車口で荷物を預かってもらえた、駄目元で聞くもんです。これで重い荷物から解放、小バックを背負ってテレキャビンに乗車する。中間駅から頂上まで登れるかと思ったが、標識がなく良くわからない。適当に右手の道を登って行くと分岐に出たので、右の道を進む。しばらく歩くと行き止まりであった(左が正解?)。空には絹状の薄い雲が張り出してきている。天気も悪くなりそうなので元の道を戻り、テレキャビンで下る。スタッフにお礼を言って、荷物を引き出す。バスの時間になるまで、市場をぶらぶら見て回り時間を潰す。16時のバスは10分遅れでやってきた。途中の村で大勢乗り込んできて、車内はかなり混んできた。ロータレー峠を越えラ・グラーヴェには17:15着。荷物が奥の方に押し込まれていて、出すのに一苦労。ホテルの部屋は前と同じ6号室、勝って知ったる我が家にもどってきた安心感がある。1930分過ぎ、1Fのレストランでディナー。席に座ると、顔見知りの女性に「お帰りなさい」と笑顔で歓迎される。何気ない一言であるが、すごく嬉しい。

今日のスープはパンプキン、南瓜の甘みが凝縮されとても旨い。メインは骨付きチキン、デザートはチョコレートムース。雨が降ってきた。明日の天気はどうだろうか。

2022年8月16日火曜日

城塞都市ブリアンソンへ


城砦への登り道
8/14
(月)  
6:50起床。青空が広がリラ・メイジュもくっきり見える、良い天気になった。今日は移動日、昨日このような天気になれば良かったのにと恨めしい。7:40朝食、今朝はクロワッサンがなく、フランスパンにジャムをつけて食す。9:10check out、バスを待つが中々こない。の女性スタッフが出勤してきたので尋ねると、9:45発は冬のスキーシーズンのみで、次は2時間後とのこと。何と云う事か、昨日聞いておけば良かった。ⓘで荷物を預かってもらい村内の散策しながら時間を潰す。村を一望できる高台へ行ってみる。ここから見る景色は最高、教会の後方に氷河を抱いたラ・メイジュ、ラ・トウの雄峰が広がる。言葉に出ない程の絶景である。犬を連れて朝の散歩中の女の子2人と出会い、挨拶をする。笑顔が可愛い。
 
ラ・グらヴェからエクラン山群


旧市街への入り口
旧市街は坂道ばかり 真ん中に排水路

ツーリストインフォメーション

ロータレー峠を越えブリンソンへ
5分遅れでバスがやってきた。ガスで視界ゼロだったロータレー峠、今日は天気が良く周囲の山々が良く見える。バスは停まらず広い谷を下っていく。大きな街を過ぎ、ブリアンソンに13時到着。最初にSNCF鉄道駅、それから丘の上の旧市街入り口で停車する。門を潜りⓘへ向かう。扉は閉まったまま、open14時からとある。仕方ないので自分でホテルを探し始める。2軒程当るが、1軒目はフル、2軒目は15時からとにべもない答えで、いずれも空振り。仕方なく、ⓘが開くまで待つ事に。14時前にオープンしたので、中に入りホテルの予約をお願いする。いくつか候補を示し、ホテルに電話して空き部屋を見つけてくれる。1部屋だけ空いているホテルが見つかる。場所を教えてもらい向かうと、さっき冷たくあしらわれたホテルだった。今度はちゃんと応対してくれた。部屋は階段を登ったNo.1、結構広い部屋だがあまり清潔感がない。ⓘに戻り、エールフロイドへのバスの時刻表があるか聞いてみる。始発のバスがあるが、帰りの便はわからないと云う。ちょっとまずいかも...
城壁からプロレル方面を望む 
頂上までロープウェイで行ける
噴水場に佇む少女

丘の上の城砦を見に行く。ここは有料で4€、階段を登り天使像のモニュメントがある頂上へ。ここからの景色は素晴らしい。旧市街に戻ると、大勢の観光客でごった返し状態。どこから湧き出したのかと思うくらいだ。ホテルに戻りシャワーで汗を流す。新田次郎の「アルプスの谷アルプスの村」では、エール・フロワドからセザンヌ小屋までバスで日帰りで出かけた記述がある。計画では明日同じコースを踏破し、ブリアンソンに2泊する予定であった。しかし、情報不足で帰りの足が非常に不安になる。未知の地域を開拓したい気持ちはあるのだが、計画を変更しラ・グラーヴェに戻る事にする
ライトアップされたノータルダム教会
19:30、併設されたレストランで夕食。前菜はレタスとメロンの盛り合わせ、メインは鮭のクリームソース、デザートはムースショコラ。レストランの雰囲気は良いが、ディナーは普通です。外は少々騒がしく、iPodで音楽を聴きながら読書して時間を潰す。そろそろ眠くなってきた、22:30就寝。

Hotel de la Paix       ☆☆ 64 (halfboard)

広い部屋だが、くたびれていて清潔感あまりない。お湯はぬるく熱くならない。

シンプルな朝食、コーヒー、ジュースもまずくお粗末過ぎる



2022年8月10日水曜日

ロマンシュ渓谷を歩く~ラ・グラーヴェ

ホテルのフロント テラスからラ・メイジュ北壁が目の前に迫る

シングルベッドの部屋
木枠が落ち着く

8/13
(日)  6:30、小鳥のさえずりで目を覚ます。標高1,450mにあり、真夏でも涼しくぐっすり眠れた。今日の天気はどうかと外を見ると曇り空だ。昨日、天気回復したかと思ったのにガッカリだ。7:40朝食、ビッフェ形式で好きな物を取れる。クロワッサンがとても旨く2個食べる。それ以外、トーストしたパン、サラミ、ハムを加えジュース、コーヒーと満ち足りた食事に大満足。朝から食欲旺盛です。


今日の予定は、バスでロータレー峠に行き、そこからロマンシュ渓谷に下りラ・グラーヴェへ至るコースを歩く。ツール・ド・モンブランのコース(GR54)にもなっている。天気が気になる。トレッキングの準備をしてバス停へ。バスは20分遅れでようやく到着する。チケットを買って乗車、一路ロータレー峠へ向かう。

トレッキングの詳細は「ロマンシュ渓谷を歩く(https://www.blogger.com/blog/post/edit/1379916197209970831/3694641736359028208)」を参照。

 

                                    サラミ、チーズショップ 固パンも置いてある

16:05トレッキングを終え、ラ・グラーヴェに戻る。Painで木イチゴのタルト、土産屋で食卓用のクロス(8)を買いホテルに戻る。シャワーで汗を流した後、木イチゴのタルトを食す。これ大当り、凄く旨い。ベッドで横になり本を読みながら過ごす。19:40ディナー、昨日と同じ若い女性が給仕。時間が早いせいか、1組しかいなかったが直ぐに満席になった。


白ワイン、前菜はサラダを選ぶ。ツナを絡めたサラダはとても旨い。メインは今日もチキンだが、昨日の方が旨かったような。デザートのチーズはちょっと塩っぱく口に合わない。日本人だとデザートはケーキかアイスが定番だが、チーズ王国フランスではチーズが定番なのか。ケーキかアイスの方が良いのだが、コース料理でもあり致し方ないか。


食後、村内をぶらり散歩。ヒンヤリとした空気は酔い冷ましにちょうどよい。教会、村内の通りはライトアップされ、幻想的な眺めである。夜空の星も綺麗だ。23:00就寝


2022年8月6日土曜日

北エクラン山群の起点となるラ・グラーヴェへ

中間駅からのラ・メイジュ北壁
8/12
(土)☂→
6:30起床、外は雨でがっかりだ。7:15 Check out、バスターミナルでラ・グラーヴェ行きのチケットを購入。バスターミナルは駅に隣接しており、乗り換えには便利だ。8:00のバスに乗る、乗客は10名程度でそんなに混んでいない。混雑した市内を抜け、山の中に入って行く。いくつかの村を抜けるが雨戸が閉まったままでひっそりとしている。プール・ドアソンを経て懐かしのラ・グラーヴェに9:32着。青空が見え、氷河を抱いたラ・メイジュが見えてきた。天気は回復方向で元気が出てくる。階段を登った先に予約したホテルがある、初めて来たときに宿泊しており非常に懐かしい。Check in14時からなので大きな荷物だけ預かってもらい、村外れにあるテレキャビン駅に向かう。

中間駅(2,400m)で乗り換え、一気に3,211mのコル(Col des Ruillans)へ。トレーナーにジャケットを着てても寒く、手もかじかんでしまう。何か暖かい物が必要だ。頂上レストランでスープ、サンドイッチを注文しテラスでランチ。スープは薄味だが体が暖まる。目の前には真っ白な大氷河が広がり、太陽で反射してキラキラ光っている。広大な大雪原には、所々割れ目が見えるがクレバスだろうか。この氷河を登るツアーがあるがガイド付きでないと危なさそうだ。ラ・メイジュは穂先しか見えず、全容を見るには中間駅の方が良い。

コルでの展望を楽しんだ後、中間駅に下る。前回来た時は、Chancel小屋(https://ymtrecking.blogspot.com/2021/08/blog-post_20.html
参照)を経てラ・グラーヴェに下ったが、今回は一気に下る。岩が多く、急坂で足にくる。歩いている人は誰もいなく、ちょっと寂しいですね。しばらくすると谷川の音が聞こえて来た。さらに下って行くと、小屋が見えてきた。家の住人がランチを食べていて、こちらに気が付くと声をかけられた。「ここ好き、次も来たいですか」「今回で3回目です」と云うと、少々驚いたようだ。草原に出てしばし休息、前回来たとき通った道は「危険、通行止め」とあった。迂回路を進むが、途中で道を見失ってしまう。引き返し、禁止の柵を越えて進むと、前通った道に出てホッとする。ここから真っ直ぐ下り、キャンプ場を経て村に無事帰還。ホテルに戻り、チェックインを済ます。部屋はNo.6、こじんまりとした居心地の良さそうな部屋である。色とりどりの花が飾られた窓からラ・メイジュ北壁が目の前に、絶景である。落ち着いた所で、ツーリスト・インフォメーションへ行きラ・ベラルドのホテル(8/15,16の2日間)を予約してもらう。ホテルが2軒しかなく空いているかドキドキだったが、運良く2日間とも空きがあり一安心。奥にあるスーパーで飲み物、嗜好品を買ってホテルに戻る。シャワーを浴び、日記や読書して時間を過ごす。19:451Fのレストランに行きディナータイム。可愛いウィトレスが本日のディナーの説明をしてくれる。飲み物を聞かれ、赤ワインを頼む。水は無料でデカンタで提供されるのがありがたい。コース料理は下記写真の通り。どれもこれも美味、やはりフレンチは旨い。普段は酒は飲まず、そのせいか赤ワインで少々酔ってしまい頭がフラフラする。23時前に就寝。
ラ・グラーヴェへの下り道にあったシャーレー
声をかけられる

 
丸太をくり抜いた水場
何気ない所にも絵になる風景が...



Hotel Edelweiss
 ☆☆☆☆  (89.5x2 Halfboard)
初めて来た時気に入ったホテルで、今回もお世話になった。
スタッフも親切、清潔感ある部屋からの眺めも良い点はプラスなのだが、
1Fにバーができ、夜間に鳴り響く音楽がうるさくなってしまったのが残念。

2022年8月2日火曜日

成田から一気に旅の起点グルノーブルへ

Vallons谷の案内イラスト

8/11
(水)  
昨日、ロンドン-アメリカの複数の便に対し大規模なテロが計画されたが、スコットランドヤードが未然に察知し25名を逮捕したとのニュースがあった。爆発物をケミカルボトルに隠し機内に入り込む計画だったので、機内手荷物は全面禁止すると発表があった。便の遅れ、セキュリティの厳重さを予想したが、殆ど影響はなかった。
3:15に家を出発、3:50の高速バスで成田空港には7:15着。今回からチケットレスのeチケットが導入され、直接ルフトハンザ・カウンタでチェックインを済ます。席は既に決まっており、1番後ろの窓際の席であった。定刻9:55に離陸、空から見たシベリア、フィンランドの大地はとても印象的だった。蛇行する川、点在する湖沼群と見ていてあきない風景だ。フランクフルトでリヨン行きに乗り換え、リヨン空港に18:15着。入国審査もなく、手荷物も直ぐに出てきた。TGV駅は5-10分程、エスカレータを降りた所に案内板とチケットカウンタがある。19:33発のグルノーブル行きに乗車。車内は混んでおり、太った女性2名が相迎えで座り心地は非常に悪かった。グルノーブルに20:36着、駅前の2つ星ホテルにチェックイン。 アメニティー類も何もなくシンプルな部屋であるが、 ダブルベッドで手足を伸ばせるのは良い。23:00就寝。