2013年10月21日月曜日

紺碧なアドリア海がお出迎え〜ドブロヴニク

2010.4.29(木)☀ ザグレブから飛行機で、アドリア海の真珠ドブロヴニクへ
 5:30に目が覚めてしまった。今日は、飛行機でドブロヴニクまで一気に南下する予定。気になるお天気はどうかと、窓の外を見ると快晴で、思わず笑みが出る。7:00からの朝食をすばやく取り、バスステーションへ急ぐ。7:30発のバスが走り出していたが、手を挙げると停まってくれた。車内は乗客で一杯だったが、座れない事はなかった。
ザグレブ周辺は緑が多く都会ぽさを感じさせないと思ったが、朝のラッシュはどこも同じだった。信号渋滞に掴まってしまい、空港には5分遅れで到着。チェックイン後、しばらく空港周辺の公園で時間を潰す。
ドブロヴニクに向かう飛行機に乗る
飛行機は、定刻の10:15に離陸、空から見ると当たり一体山岳風景だ。雪を抱いた山も見えるが、残雪が残っているのだろうか。国土の殆どが山岳地帯なのかと思ってしまう程、辺り一体山ばかりで、民家は殆ど見えない。パルチザンのゲリラ活動にはうってつけの地形だったんだと妙に納得してしまった。山岳地帯を抜けると、いきなり紺碧な海が眼下に広がった、アドリア海だ!!今までの殺伐とした山岳地帯から、明るく輝く青の海のコントラストは鮮烈な印象である。それにしても、海の青さは半端でない。海岸線を飛んで行くと、半島のように突き出た一画にオレンジ屋根で統一されたドブロヴニク旧市街が眼下に見えてきた。オレンジ屋根の街並が紺碧な海の中に輝き、実に素晴らしい眺めである。アプローチが飛行機で正解だった、この景色は感動ものだ。空港には11:00着、空港を出ると空港バスが待機中。発着に合わせバスが運行されているので便利である。チケットは車内で購入(35kc)、バスはアドリア海沿いの切り立つ断崖の道を走り、20分程で旧市街のピレ門に停車。さすが人気の観光地だけあり、門前の通りは観光客で一杯だ。ここでは降りず、2.5Km先にある終点の長距離バスターミナルで下車、予約したホテルを探し始める。バスの車内からホテル標識が見えた方向に進むが、中々見つからなく、雑貨店のおじさんに道を尋ね、ようやく探し当てた。チェックインには時間が早過ぎ、荷物を預けてもらい旧市街へ向かう。

道中見つけた青空市場
旧市街まで2.5Kmの道程を歩く
 旧市街まで2.5km、バスが走っているが歩けない距離ではないと歩き始める。港のフェリーや、青空市場、海岸線の道は変化があって楽しいが、登りが結構きつく、かつ日指しが強いせいか少々しんどかった。ようやくピレ門前に到着したときは汗びっしょり。
(写真下)海岸線の斜面に建つコテージ、大きな建物はリゾートホテル??

ピレ門前のお洒落なレストランでランチ
飲み物:ビール
前菜:
サーモンサラダ
 少々魚臭さがある
メイン:オリーブオイルのイカソティ 盛りつけがお洒落であるが、普通の味
デザート:チョコアイス 
91kn(¥1,600)
店の雰囲気は良かったが、高いばかりで味は大した事なかった。


ピレ門をくぐり、旧市街の中へ

 ピレ門から続くプラッツァ通り
 
 ルジャ広場に建つスポンサー宮殿
左手のアーチ型の回廊が宮殿入り口、ゴシックとルネサンス様式が混ざった建築物。
中には入らず、外から眺めただけだったが、内部に入り歴史、文化の一面を垣間みればよかったかな..。
城壁から見下ろしたオノフリオの大噴水(Onofrio's Fountain
 ピレ門を入ると、直ぐ右手にある。スルジ山からの水を巨大な円筒状タンクに貯め、市民の生活用水として使われいる。天然の水を飲めるようだ。






旧市街をぐるっと囲む城壁を歩く事ができる。チケット代は70kn、眺めは最高、アドリア海からの風も心地良く、気持ちの良い散策を楽しめた。

ぐるっとぶらり歩きしたが、今一つ気分が高揚しない。奇麗な街である事は変わりないのだが、イタリアのどこかの街を見ているようで、どこか見慣れた風景である。こういう風景を見ても、あまり感動しなくなっている自分を感じ、愕然とする。欧羅巴風景は、もう満腹してしまったのか? そろそろ旅のスタイルを変えた方が良い時期になったかもしれない。



明日の予定を大幅変更!! スプリットへ行くことに
計画では、明日は、現地トラベル・ツアーを使って、コトルかモスタルへの日帰りツアーに参加する予定であった。日本で情報があまり取れず、現地で直接 Agentに行き、申し込みする予定であった。ツアーの申し込みをすべく旧市街の外にあるアトラス・ツアーへ向かった。中には、3人の女性スタッフ(おばさん)がいたので、
「明日、コトルかモスタルへ行きたい。日帰りツアーありますか」
「今週はありません、来週のみで、曜日が限られます」
との答えに愕然....。え、ないの?、さて、明日どうしよう。現地へ行けば何とかなるだろうと気楽に考えていたが、考えが甘かった。計画を変更するしかない....。
 取りあえず、ホテルに戻って考えよう。

バスステーションの表示板で行き先を物色していると、スプリットまでバスで行ける事がわかった。片道4時間30分、往復で9時間。朝早く出れば、何とかなるだろう。
明日はスプリット行きに決定!!

Hotel Berkeley (62€/日、¥7,750)
ベッドルームとリビングの2室、さらにテラス付き、かなり広くゆったりできる良い部屋である。
長距離バスステーションにも近く、便利な場所に位置している。


2013年10月7日月曜日

整然とした新市街の街並に感動 〜ザグレブ

2010.4.28(水)☀ 成田からウィーンを経て、ザグレブへ
 ANAとオーストリア航空との共同運行便の設備はあまり良くない。長時間のフライト中の暇つぶしに期待していたビデオはVOD(Video On Demand)でなく、かつプログラムもつまらなく、見る気にならない。ウィーンには定刻より、35分早い15:20に到着。乗換え時間に余裕がないと焦るが、今回は2時間もあり余裕である。空港フロアのモニターで確認し、ザグレブ行きのゲートD67へ進む。飛行機は定刻17:20に離陸、日本人も5名乗っていた。上空から、白銀に輝く峰々が見えてきたが、スロヴェニアのユリアン・アルプスかと思う。ザグレブ空港には、18:10着。地方空港かと思う程、小さな空港であった。荷物トラブルもなくベルトコンベアーから吐き出されたザックを受け取り、憧れのクロアチアへ入国。ユーロをクロアチア通貨のクーナに変え、到着ロビー前から出ているクロアチア航空バスに乗車。チケットは乗車時、ドライバーから購入(30kn)。市内に入って行く際、左手に今日宿泊するホテルの看板を見つけた。初めての場所で、宿泊する場所が見つかると、少し安心する。渋滞もなく中央バスターミナルに到着、空港から約30分程と近くて良い。10分程でホテル(Dora)に到着、部屋へ入ると、かなりがっかりした。3つ星でもあり、もう少しシックな部屋を予想していたが、内装も普通で、ビジネスホテルに毛の生えたような部屋であった。しかし、ロケーション的に大通りから外れ静かな点、バス、鉄道駅に近い点は良い。まあ、この理由でこのホテルを決めたのであまり贅沢はなしだ。
気を取り直し、街へ出かける。19:00過ぎなのに外は未だ明るい。
ザグレブ中央駅とトミススラフ広場
 
中央駅地下のアーケードを抜け、中央駅正面に出ると、真ん中に緑豊かな広場、両側の通り沿いには整然とした重厚な建物が広がる街並は実に素晴らしく、ちょっと驚きと感動を覚えた。1国の首都は車の往来や、人の出入りが多く騒がしく、あまり好きでなく、なるべく避けていたのだが、ここザグレブはそんな予想を裏切り、非常に魅力的な街で一目で好きになった。 
トラムが走る駅前通りを横切り、騎馬像が建つトミススラフ広場に出た。
今が見頃なチューリップが咲き誇り、とても鮮やかである。ここかしこにあるベンチには地元の人々が憩いでおり、実に微笑ましい光景である。新市街の真ん中を横断する3つの広場を抜けると、旧市街の中心イェラチッチ広場に出た。ここは街の中心でもあり賑やかである。
聖母被聖天大聖堂
ザグレブは旅の最終日に、又来る予定である。旧市街にあるホテルを予約してあり、そのときじっくり紹介しようと思う。暗くなり、街に灯りが灯ってきたので、そろそろホテルに戻る事にした。新市街にあったベーカリーでパンを買い、20:45ホテルに戻る。夕食はパンとジュースで軽く済ます
旧市街を南北に走るトカルチチェヴァ通りは、街を東西に隔てる川が流れていた。その川が埋め立てれ
今は、カフェが建ち並ぶ賑やかな通りになった
新しい服を買った際、奇麗になった自分を見せるためにカフェへ座ると云われている
西欧のようなカラフルさは感じなく、
どちらかと云うと労働者階級の社交場と云う雰囲気だ
ライトアップされたザグレブ中央駅