2023年8月18日金曜日

街の中は観光客だらけ~チェスキー・クロムロフ

9/11(日)
朝焼けのチェスキークルムロフ城


6:45
起床、静かな夜でぐっすり眠る事ができた。
チェスキー・クロムロフ滞在2日目、今日も快晴。昨夜はライトアップされた城、早朝は朝焼けの城、テラスからの景色は最高である。高台のペンションを選んで大正解だ。シンプルな朝食を食べた後、街に繰り出す。まずは一番の見所であるチェスキー・クロムロフ城へ、赤い門を潜り中庭に入る。レンガが積層された壁には一見彫刻のような「だまし絵」が描かれている。街のあちこちでも見る事ができるが、遠くからだと本物の彫像のようでだまされてしまう。 50czk払って、城の塔に登る。狭い階段を登った先の展望台からの眺めは言葉が失う程の美しさだ。蛇行するヴルダヴァ川を中心に箱庭のような赤い屋根の家々、まるで童話の世界に入り込んだような錯覚に陥る。この塔は絶対外せない絶景ポイントです。この塔のある建物が最古で、時代ごとに新しい建物が増築され現在のような形になったという。塔を下り、プロムナードのような通路を歩いていく。お土産もあり、中を覗くと中世の品や、お城の詳しい絵マップをあり興味をそそられる。谷にかかる橋を渡った先にある庭園を歩き回る。森と池とガーデン、池には鯉が泳ぎ回り、森では2匹のリスが走り回る姿が可愛い。街の北側のブディェヨヴィツェ門へぶらぶら歩いて行く。こっちまで来ると、人は殆どいなく静けさが戻る。この先の鉄道駅まで行ってみようと考えたが、1.5kmもあるので止めにする。旧市街に戻ると、狭い通りは大勢の観光客でごった返し。どこから湧き出たのかと勘ぐる程の喧噪さ。街の中心の広場は中州のような場所にあり、橋で繫がっている。その橋の上を中世の鎧を纏った人達が行進、観光用のパフォーマンスかと思う。昨日のバスは韓国人だらけ、今日も中国人等のアジア系の観光客が目立つ。スマホで自撮りしたり、ワイワイガヤガヤととにかくうるさい。17年前に始めた訪れたときと較べ、すっかり観光地化されてしまった感がある。これも時代の流れで致し方ないのだろう。


だまし絵


街の中心通りを歩きながらウィンドウショッピングするのも楽しいが、どちらかというと路地裏散策の方がもっと楽しい。「こんな所にも路地が」と思わず入ると、自分の居場所がわからなくなる。といっても小さな街で適当に歩いても迷う事はない。橋の上で男女がイチャツイている、こんな所でアホか、と思わず口に出してしまう。CO-OPに入り、サンドイッチや飲み物を買って一旦ペンションに戻る。テラスで景色を楽しみながらランチタイム。





キャッシュを下しに銀行へ、カードで簡単にお金を下ろせ便利です。ペンションに戻り、テラスで景色を見ながら紅茶と菓子で一服。心地良い時間です。さて、荷造りをしてしまおう。明日は旅の最終地プラハへ移動です、22時就寝。



 

2023年8月9日水曜日

テルチ~チェスキー・クルムロフへ

 

バスを降りると素晴らしい景色が目の前に

9/10(土) 目が覚めると6:45、寝坊してしまった。8:18発のバスに間に合わよう急いで荷造りする。キーは入り口のテーブルの上に置いておく。 バス停についたが、誰もいない。本当に時間合ってるの?と一抹の不安が過る。15分待ったが来る気配はない。昨日、バス停で確認した時間は当てにならない(というより、曜日によって運行本数、時刻が変わるようだ。これを失念した小生の失敗)。駅に行くと、バスの時間がちゃんと表示されていた。ブジェヨヴィツェ行きは10:48、念のため、カウンタでも確かめる。とても綺麗な女性が親切に調べプリントアウトもしてくれた。彼女、今回の旅で出会った中で一番の美人だった。写真に残したかったなあ...。未だ2時間以上もある、どうやって時間を潰そうか。とにかく重い荷物を何とかしようと駄目元でペンンションに戻る。幸運にもドアは開いたままで、しかもルームキーもあり部屋へ入る事ができた。これで重い荷物を背負いながら歩き回る必要がなくなった。

広場をスタート、一斉に郊外へ向けてペダルを漕ぐ
ペンションの真下を通リ抜ける

広場で朝市が立ち、カラフルなテントの下で手作り籠やバック等々を売っている。さらに、サイクリング大会でもあるのか大勢のサイクリストが集まっている。公園をぶらり歩き、ペンションへ戻る。外が騒がしいので、窓から外を見るとサイクリスト達が通りを走り抜けて行く。ヨーロッパでは、どこでもサイクリングしている風景に出会う。平坦な土地が多く、サイクリングには適した土地柄も関係あるのかなと思ってしまう。老何男女、元気よく出発していく、がんばって!!

Penzion Panorama 46czkx2 (with朝食)☆☆☆☆☆

展望すこぶる良し 花で彩られた心地よいペンション

風情ある石畳の通り

5分遅れでやってきたバスに乗り、チェスキー・ブジェヨヴィツェには2時間程で到着。駅前は以前とは様変わり、駅の隣には大きなショッピングモールが建っている。バスはこのビルの3階に上がって行く、そこが新しいバス・ターミナルであった。以前は小さなバス停だったのに、時代の移り変わりを感じる。考えて見ると、初めて来たのは17年前、変わるのは当たり前だろう。下の階にはたくさんのショップ、カフェ、スーパーマーケットがあり、かなり魅力的だ。ここでしばらくぶらつこうと思ったが、やっぱり早目にクルムロフに行こう。クルムロフ行きのバスは、派手な黄色なバスでツアーバスかと見間違う。プラハ発の便で車内は韓国人の団体さんでほぼ満席状態(後で知った事だが、チェコは韓国人に大人気だそうだ)。40分程でクルムロフのバスターミナルに到着。谷の向こうに、蛇行するヴルダヴァ川と旧市街の絶景が眼前に広がる。懐かしい風景で以前と変わぬ美しさ、「再び戻って来たんだ」と感慨深い。旧市街へ入ると観光客だらけ、アジア系が特に目立つ。スヴァルノスティ広場の市庁舎で市街マップと予約したペンションへの行き方を教えてもらう。以前来た時は、ここでホテルを紹介してもらい、確か南側の路地にあるホテルを紹介してもらった。ところがカメラを置き忘れ大慌てで戻った苦い想い出がある。こういう苦い経験はいつまでも記憶に残るもんです。重い荷物を背負って、高台にあるペンションを目指す。住宅街の一角に建ち、花が咲き誇るガーデンと入り口にも花が飾られ、明るい雰囲気のペンションです。ブザーを鳴らすと、マダムがドアを開け中に迎えてくれた。テラス付きで広々とした清潔な部屋でとても気に入った。ペンション・パノラマは名前の通り眺めは最高だが、強烈な日指しの中の急坂はかなり疲れた。洗濯をし、テラスに干す。坂道を下り、旧市街をぶらり散策する。ちょうど週末にぶつかったせいもあるかもしれないが、人が多過ぎでうんざりする。日本人もちらほら見るが全般的に少ない、バブルが弾けた影響かと思ってしまう。お腹が減ったのでレストランに入り、ビールとビーフカツレツを食す。
ビーフカツレツに舌鼓み

ペンションに戻りシャワーを浴び、テラスに出てライトアップした城の夜景を眺める。街の街灯とライトアップしたお城の夜景をいつまでも見ていた。
22:45就寝。


テラスからの夜景

2023年8月3日木曜日

ペンションは重いドアに閉ざされていた~テルチ

サハリアーシュ広場


9/9
(水)
5:40起床、今日も快晴である。洗濯物は良く乾いている。荷造りを済ませ朝食を食べた後、7:35にチェックアウト。受付は無人だったので、キーを置いてバス停へ向かう。
8:20のバスで1時間、ブルノ・バスターミナルに到着。排気ガスのせいか、埃っぽくあまり綺麗とはいえない。テルチ行きはE-24、出発までに1時間30分あるので時間つぶしに、丘の上に建つ教会が見える所へ行ってみることに。通りから、かなりの坂道を登らなけらばならない事がわかり、時間までに戻れそうにないので引き返す。駅前からバスターミナルまでは大きなショッピングモールとなっている。スーパーもあり、時間を潰すにはもってこいだ。11時発のバスは混んでおり、しかもトランクルームは既に一杯でザックは車内持ち込みとなった。乗り込み時に切符を買うシステムで、中々前に進まない。車窓風景は単調な景色で少々退屈する。工事渋滞もあり、テルチ駅前には13:05に到着。駅を背にして約10分、ホルニー門を潜ると旧市街が現れる。目の前には写真で見た風景が広がリ、ちょっと感激である。思っていた以上に広場は大きく、おとぎの世界のような家々が整然と並び建つのは壮観である。予約したペンションに行ってみるが、重そうなドアは閉っている。ドアホンがあり、ここで話しかけ開けてもらうシステムかもしれない。ⓘで電話してもらった方が良さそうなので、市庁舎にあるⓘに向かう。受付の女性にペンションに電話してもらうよう頼むと快く対応してくれた。が、何回も呼び出すが、全然出ない。やはり時間が早く、不在かもしれない。ここで荷物を預かってもらい、広場をぶらぶら歩き回る。時間になったので、再びペンションに行ったが厚いドアは閉まったまま。ドアホンを押してみると、相手が出たので英語で話しかけるが全然通じない。しまいには切られてしまい、このままでは中に入れない、「さて困ったぞ、どうしよう」。隣接したお店に入り事情を説明すると(ここのおばさんは英語が通じた)、親切にもドアホンで話してもらった。すると「カチッ」という音がしてドアが開き、ようやく中に入る事ができた。親切なおばさんに感謝しても仕切れない。部屋は1人で独占するのはもったいないくらいの広さである。宿泊代は前払い、キャッシュの持ち合わせがなかったのでⓘで荷物を引き取り、銀行でお金を下ろした後支払う。今度はドアの鍵を持っていたので出入りは問題ない。
ウルツキー池からのテルチ城 
池周辺は遊歩道が整備され、そぞろ歩きに最適
Penzion Danuse 50czk(朝食なし)
ドアが閉まっており、英語は介せずチェックインにかなり苦労した




広場が一番の見所と思っていたが、広場を取り囲む3つの池周辺の景観には驚いた。広場も良いが、こちらの方が気に入った。池の周りには遊歩道が走り、ぶらり散策するのは実に気持ちよい。特に池に投影されるテルチ城と街の景観は感動ものである。街中の至る所にスイーツ店があり、甘党の小生にはたまらない。たくさんの種類のケーキ、甘そうな菓子パン、さらにアイスがありつい手が出てしまう。しかも150200円と、日本では考えられない安さも魅力だ。Cafeは盛況で、皆さん旨そうにぱくついている。中年以上の人達に太った人達が多いのは、甘い物の食べ過ぎではないかな。甘い誘惑に負けないよう自制せねば。お腹が空いたので、広場の端のあるレストランでピザと白ワインで夕食。いつものように日記、ブログを書き22時就寝。今日はかなりあせった1日であった。