2020年10月10日土曜日

朝靄漂う旧市街の絶景に目を奪われる~ヴェリコ・タルノヴォ

6/4(水)崖の上に建つ街が広がる旧市街、宿泊したホテルは蛇行する川と旧市街を俯瞰できる絶好のロケーション

ホテル・テラスからの早朝の眺め

テラス正面は美術館とアッセン王モニュメント
6:05起床、枕が高過ぎ首が痛くなってしまった。窓を開けると目の前に素晴らしい景色が広がる。正面にヤントラ川を隔てモニュメントと美術館、横を向くと崖の上に建つ住居群の壮観な景観、朝靄が立ち込め幻想的な眺めである。こんな崖の上では地震が起こると人たまりもないんではと思ったりもする。テラスは崖の上に飛び出し、下を覗くとちょっと恐い。8時にドアを叩く音、ドアを開けると昨夜の男性が朝食を運んできた。ルームサービスなんだ。トースト、ヤギのチーズ、冷めたコーヒーと至ってシンプルだが、テラス席に座って絶景を観ながらの食事は贅沢である。

ツァレヴィッツの丘へ至るメインストリート
大主教区教会

8:30散策に出かける。まずは旧市街のツァレヴィッツの丘へ向かう。標識はキルリ文字ばかりだが、主要な所では英語表記もあり助かる。標識に従って進んでいくとツァレヴィッツの丘入り口に出る。チケットを買って頂上に建つ教会を目指す。この丘全体は宮殿だったがオスマン帝国の侵略され瓦礫の山と化した。迷路のような道を歩き、所々名残の遺跡を見て回るのは楽しい。かつて丘全体を囲んでいた城壁は西面の


み残っている。丘を下り「40人教会」を見学後、橋を渡りトラベジッツァの丘方面へ向かう。左手の細い路地裏から回って行こうとした所、行き止まり。階段を上がり橋を渡って行けば広場の方へ出るが、車道を歩かねばならない。今さら戻るのも面倒だしお腹も減ってきたのでホテルへ戻る事にする。橋を渡ると、その先には2つのトンネル。排気ガスにうんざりしながらトンネルを抜けると右手に小道を発見。ここを下っていくと美術館のある中州に出ることができた。
ツァレヴィッツの丘の宮殿跡
城壁が残るトラベジッツァの丘(右手)
旧市街方面に至る橋とトンネル入り口が見える
サモヴォドスカタ・チャルシャ通り

広場でサンドイッチを買い、ホテルに戻りテラスで昼食。しばらく休息後、手工芸品のお店が軒を連ねるサモヴォドスカタ・チャルシャをぶらぶら歩く。一軒のお店に入り、お土産用にテーブルクロスを買う。どの店の奥は工房となっており、職人達が手作りした商品をその場で売っているという。昔ながらのスタイルで興味深い。シンプルな街並の新市街を散策し、公園でアイスを食べたりしてホテルに戻る。17時過ぎ、突然の雷雨、一気に気温が下がり暑さが和らぐ。レセプションはなく、スタッフもいない、ホテルと云うよりゲストハウスなのかも?宿泊代も現金のみ、明朝ATMで下ろす必要がある。Blogを投稿、22時就寝する、今日も良く歩いたなあ。 

ツァレヴィッツの丘復元図
宿泊したホテルのベッド、清潔で居心地良い部屋 Hotel Asenevtsi