2018年12月2日日曜日

期待はずれのブラン城

石畳の道を歩きブラン城へ
6/1(月) 
6:20起床、今日も快晴。シャワーを浴び、iPhoneを充電する。8時、感じの良いおばちゃんが、準備した朝食を食べる。野菜があるのは嬉しい、トマト、きゅうり、レタスをサンドイッチにして食す。何とも家庭的な雰囲気で妙に落ち着く。その場で作ってくれたフレッシュジュースがとてもうまかった。ブラン城へのバスは、街から離れているのでタクシーを利用、6len(180円)とても安い。城へは1本/時間、次のバスまで40分もある、それにしてもアウトガラ(バスステーション)周辺は小汚なく何もない。10時のバスに乗車、日本人女性が1名いる。前方にブラン城が見え45分程でブラン村に到着。長閑な田舎の村を想像していたが飛んでもない、土産、レストランがびっしりと並び、完全に観光地化されている。期待していたブラン城も暗く、深い森の中に佇む幻想的な城のイメージを持っていたが、想像していたのと違い全くの期待外れだ。おまけに、観光客の多さにもうんざり。ホテルの女性の話では、ルーマニアは今バケーションシーズンだそうです。ブラン村も、郊外へ行って見れば良かったかも...。
黄色に赤縞の大型バス アウトガラ・ドイにて
食べ物、土産店がずらっと並ぶブラン村の通り
ブラン城内部のパティオ(中庭)
チケットを買い城内へ、狭い階段を上り各部屋を見て回る。中世の衣装、武具、重厚な家具等、当時の生活をうかがい知る事ができる。村を散策しようと思ったが、どこも観光客だらけでうんざり。早いけど帰ることにする。バス停は下車した対面のファーストフード店の横にある。5:40始発で1時間毎走っている、12:40のバスは満員、車内はとても暑かった。アウトガラで呼び込みされたタクシー、値段を聞くと10len。何かぼったくってるかも。通りのタクシーは3len安かったので乗車、広場で下車する。
スープは外れなし
ヨーグルトも付いて 9len(270円)安い!!
良さそうなスープ専門店を見つけたが満席だったので、一旦、ホテルに戻り出直すことに。1時間後、再びスープ店に行き、ベーコンと野菜がたっぷりのスープを頼む。スパイシーで非常に旨いのだが、少々ぬるい点が残念である。口直しのヨーグルトも味が良く、大満足。隣席のジュースが気になり同じ物を注文。レモンの固まりが入ったレモネードで、レモンの酸っぱさとホンノリとした甘さで旨かった。液体ばかりで、お腹ガブガブになってしまいました。


民族衣装を着飾った子供等の踊り
広場では、民族衣装を着飾った男女達のダンス、小さい子の歌声が響きわたる。しばし見入った後、18時過ぎペンションに戻る。受付の女性と少々世間話をするが、何か云うと「Pefect」を連発し、ちょっとこそばゆい。明日の午前中は居ないというので、先にホテルの精算をしてしまう。今日も良く歩き回った。22:00就寝。

2018年11月28日水曜日

ローカル電車はジプシーに注意!?

市庁舎のある広場を中心に赤茶色の箱庭のような街並
トゥンバ山から
5/31(日) 
5:00起床、今日も快晴。やはり始発の電車に乗る事に。6:30フロントに行くと、お腹の出たおじさんが座っている。チェックアウトを伝えカードを出すと困った様子。時間が早くカード処理が出来ないようだ。「ユーロなら現金を持っています」と伝えると、換算して73€と紙に書いてくれた。現金を渡し、Lenでお釣りをもらう。後で思うに、ディナー代が含まれてなかったような...。7時に駅に到着。定刻の7:42に電車は入ってきたが、掲示板とホームが違うので駅員に確認してから乗車する。コンパートメントを覗くと、1人で寝転んで独占してる奴がいる。仕方なくオープンシートに座るが小便の匂いがきつく、他の車両のコンパートメントへ行きドアーを閉めるとしなくなってホッとした。しばらくすると、車掌さんが見回りにやってきた。「ジプシー」「トラブル」、うん何の事。どうやらジプシーが乗り込んできて、トラブルを起こすからと注意してくれたみたい。他のコンパートメントまで案内してもらう。ジプシーらしい女性、子供を見かける。この路線、特に普通はやばそうだ。
車窓風景を見ながら3時間20分でブラショフに到着、長かった
街の中心スファルトゥルイ広場
宿泊したペンションCasa Reims 
朝食付き、約5,500円/泊。at Homeで部屋も綺麗
ブラショフは思っていた以上に大きな街である。駅前のKIOSKでバスチケットを購入し、No.4のバスに乗車。10分程で大きな公園が見えた所が街の中心。右手の高い塔を目標に進んでいくと、大きな広場に出た。広場後方に聳える山頂にハリウッドのようなBRASOVの看板が一際目立つ。広場では市が開かれており、大勢の人達で賑わっている。ホテルの場所を聞くため旧市庁舎内のインフォメーションに行くが何と閉まっている。仕方ないとアドレス頼りで探し始めるが、中々見つからない。ペンションがあったので中に入り、尋ねると嫌な顔をせず親切に教えてくれた。教えてもらったとおりに歩いて行き、ようやく発見。まったくホテル探しは人苦労だ。受付は2F、階段を上がっていくと女性が笑顔でお出迎え。宿帳を記入している間、コーヒーを出してくれた。ルームとアウトドア(表のドアーは22時にClose)の2つのキーを渡される。部屋は7室のこじんまりとしたペンション、NO.1の部屋のすぐ隣の部屋です。ツインベッドのシックな部屋で居心地良さそうだ。
しばらく休んだ後、街散策。
山頂にBRASOVの文字、一際目につく
華やいだ雰囲気のレププリチ通り
ちょっと歩くとメイン通りのレププリチ通り、両側にカフェ、レストランが建ち並び華やいだ歩行者天国だ。旨そうなパンが店頭に並ぶお店があったので、ウィンナ入り丸パンを購入。どのパンも2len(60円)とかなり安く、物価の安さを実感する。丸パンを口に頬張りながらスファトゥルイ広場に向かう。黒の教会から旧市街のスケイ地区、さらに中央公園をぶらぶら歩き回る。中央公園の通りでデパートを発見。早速、地下の食料品売り場に降り、飲み物、惣菜等を買う。荷物が重くなったので一旦ホテルに戻る。フロントの女性に地図をもらって確認すると、さっき入ったデパートは目の前ではないか、何と云う事だ。
中心通りにあるパン屋、種類が豊富、しかも安くて旨い
ドゥンパ山から街を一望
ケーブルカー乗り場へ至る坂道
BRASOVの看板があるドゥンパ山へは街外れのケーブルカーで上れる。乗り場へは坂道を上った先、この当たりは公園となっていて市民の憩いの広場になっている。日曜日の事もあり、チケットカウンタはかなり混雑していた。往復チケットを購入して乗り込む。数分で標高865mのトゥンバ山に到着。少し上がった先に展望台、直ぐ横に広場から見上げたBRASOVの看板がある。展望が素晴らしく正に息を飲む絶景である。
残雪のカルパチア山脈方面を望む
左に目を転じると、雪が残る山々が見える。カルパチア山脈だろうか、姿形が美しい。展望台から少し登った先が山頂、大抵の観光客は展望台から戻るのでこちらは静かで落ち着く。往復チケットを買ったが、歩いて下る。夕食はデパ地下で買った惣菜とパンで済ます。