2015年7月17日金曜日

土砂降りのブレッド湖

5/5(水)☂ 
大雨で霞むブレッド湖
昨夜はエアコンの音がうるさく、眠れず。防音設備は最悪だ。外は今日も雨、憂鬱になる。7時に朝食を取りに行くと、日本人カップルが居た。電車は9:27発だが、エアコンの音がうるさく落ち着けないので、早目にチェックアウトし駅へ向かう。ところが、道に迷ってしまい、仕方なくカフェでコーヒーを飲んでいた中年カップルに道を尋ねる始末。駅舎からホームまで距離があるので、初めて来た時は少々戸惑うかもしれない。発車すると直ぐにチケット検査、パスを見せると、「この電車はユーロなので追加feeとして、1.66€必要」と云われた。え、何?と思ったが、素直に支払う。車窓風景は緑濃い山の中を1時間で、イェセニッツェ駅に到着。今回で2度目、前来た時はミュンヘンの夜行で早朝着いた。駅前は、相変わらず殺風景で何もない所である。道路を渡り、右手に少し歩くと、インフォメーションがある。ブレッド湖駅行きの電車の時刻表を聞くと、時刻表をプリントアウトしてくれた。11:15発のノヴァ・ゴリツァ行きの電車で15分程で、ブレッド湖駅に到着。1つ前に似たような名前の駅があり、危うくそっちで降りそうになった。以前、訪問したときは湖畔をブラッと散策後、直ぐにブヒニ湖へ移動してしまった。今回は湖畔のホテルに宿泊し、ゆっくりと素晴らしい景色を観るつもりだったのに、あいにくの雨、それも結構土砂降りである。
聖マルティヌス教会内部
駅は湖を見下ろす高台にあり、雨の中でも湖に浮かぶ教会は素晴らしい。道を挟んだ小道を下り湖畔に出る。ホテルは湖畔道路を少し登った場所にあり、見晴らしは良さそうだ。部屋は5Fの屋根裏部屋でバス付きだ。久し振りにバスにゆっくり浸かれるのはありがたい。窓からは湖と断崖絶壁に建つブレッド城が一望、天気が良ければ、素晴らしい景色を楽しめるのに何とも恨めしい。湖畔を散策し聖マルティヌス教会へ入る。教会の中は、いつも荘厳な気分になるから不思議だ。急坂を登りブレッド城へ向かう。
断崖絶壁に建つブレッド城
北イタリアのブリクセン司教が建立
城門の入り口で入場料を7€払い、中へ入る。建物は2つの中庭を囲むように造られており、階段で繋がっている。2Fに博物館、レストラン等がある。広場の先の展望台からの景色は圧巻である。雨で霞んでいるが、静かな湖面にぽっかりと浮かぶ小島、実に絵になる。晴れていればユリアンアルプスも見えるはずだが、残念である。
湖畔に下り、ショッピングモールをぶらぶらした後、ホテルへ戻る。湖畔に建つパノラマ・レストランに入り、ホワイトソースの鮭ソティ、ワインのディナーを食す。鮭ソティには、アスパラ、トマト、キュウリ、ポテトが添えられ、まずまずの味。ソースは期待外れ。ライトアップされたブレッド城と小島の教会を観ながらの優雅な時間を過ごした。
ホテルに戻り、プレミアリーグ(マンC vs トットナム)の試合を観ていたら眠くなってきたので、21:40に就寝。