2015年3月18日水曜日

スロヴェニアへの入国検査はとんでもなく厳しい!!

5/4(火) 国境を越えてスロヴェニアへ
ライトアップされた夜の三本橋
後のピンク色の建物はフランシスコ教会
5:40起床、今日はザグレブに戻り、電車でスロヴェニアの首都リュビリャーノへ向かう。6時30分にチェックアウト、朝食の代わりにとホテルで用意してくれたランチ・ボックスを受け取り、少し下った所にあるバス停に向かう。待ち人は誰も居なく、少々不安にかられる。薄暗い森の中、誰もいない停留所でバスを待つのは嫌な気分である。もし、来なかったらどうしようかと悪い方向にばかり考えてしまう。現に、バスがいつまで経っても来なかった事もある。そんな事を考えていると、定刻の6時45分にバスがやってきて、ほっとする。カーゴにザックを入れ、バスの中に乗り込む。チケットはバスの中で買う。通学バスであろうか、殆どが学生である。40分程走った大きな街で全員が下車、ここに学校があるのだろう。山道を通り過ぎ高速を走り、ザグレブのバス・ステーションに9時30分に到着。これで、3度目でもあり慣れ親しんだ所である。電車は13時、3時間以上もあるので、時間潰しに三たび旧市街を歩く。駅前の公園のベンチに座り、ランチ・ボックスを開けて食べる。パン、ハム、チーズ、ジャム、果物が入っており、見た目豪華だが、すこぶる不味い!!スズメやハトにちぎって投げ与え、残りは勿体ないがゴミ箱へ捨てざるを得なかった。
電車は15分遅れで到着、走り始めて直ぐにパスポートとチケット検査。かなり念入りにチェックしている。スロヴェニアとの国境の駅では、一時停車。税関係員が車内に入って来て、乗客のパスポートを一人々チェックし始めた。「いつ入国し、出国は?どこから」と聞かれ、さらにパスポートをルーペを使って綿密にチェックし、トランシーバーで何やら話している。一体何を話しているのか気になるが、何を言ってるのか全くわからず不安にかられる。前の方に座っている若い男性と中年の女性が、厳しく問いつめられ、どうなることやらと固唾を飲んで見守っていると、何と電車から降ろされ、係員に連れて行かれてしまった。少々唖然としながら見送ったが、彼等は一体どうなるの? これ程、厳しい検査は初めてであり、どうなることやらと心配したが、パスポートを返してもらったときは正直ホッとした。どうれくらい停車しただろうか、厳しい入国検査も終わり電車が動き出した。
スロヴェニアの首都リュブリャーノは、土砂降りの雨
旧市街の丘の上に建つリュビュリャーナ城 
正面の建物は市庁舎
リュブリャーナ城への入り口
スロヴェニアに入ると、車窓は山と川が織りなす景色が続く。パスポートチェックに時間が取られた事もあり、リュブリャーノには30分遅れの15:50に到着。外は土砂降りの雨である。傘をさし、前方の教会を目印に10分程歩くと、街の中心のプレシェーレノフ広場に出た。ホテルは広場裏手にあるはずだが…、路地裏の道を歩いた先に予約したホテルの看板を見つけ、チェックインする。部屋は2つのベッドがあり、シンプルだが
清潔な部屋のようだ。雨音であまり気がつかなかったが、雨が止むとエアコンの音が響いて来た。神経質でこういった雑音はかなり気になる、夜になっても音が消えないと眠れないのではと、かなり心配になってきた。旧市街から城の方へ行ってみる事に。人込みの多い大きな都市は嫌いであるが、リュブリャーノは首都の割に、こじんまりとした小さな街で落ち着く。新市街のスロヴェニア通り沿いには、銀行、スーパー、レストランが並ぶ賑やかな通り、ちょっとした買い物には便利な通りだ。新市街と旧市街を結ぶ三本橋(トロモストウィエ)を渡り、左側のプロムナードを歩いて行くと大聖堂が見えてくる。この裏手の先に、シュトゥデントヴスカ通りと書かれた緑の看板がある。この細い通りを登り、最後に階段を登り切ると到着。
城の中庭 右手のShopでお土産を購入
中へ入ると中庭、右手にインフォメーションがある。南側の入場料5€払い塔へ登るが、屋上へ抜けるドアは閉まっており入れなかった。下に降り受付の女性に尋ねると、雨のためクローズとの事。塔の上から街を見下ろそうと思っていたのに、がっかりだ。入り口横のショップに入り、お土産(花の絵、鶏の置物)を買う。天気も悪く、気分も今一つである。路上に、物乞いが居る。欧羅巴では、良く見かける。
メインのラムステーキ


一旦ホテルに戻った後、夕食へ出かける。三本橋近くのレストランに入り、ラムステーキを食べる。食後のコーヒーは、濃いエスプレッソ、濃過ぎて飲めた物ではなかった。
ホテルのエアコンが煩い、さらに隣室のシャワーの音も聞こえる。防音設備は最悪である、ますます寝れるのか心配してきた。

夜景